コモディティ化
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/30 05:57 UTC 版)
コモディティ化(コモディティか、英: commoditization (※))とは、製品やサービスについて、性能・品質・創造性・ブランド力などに大差がなくなり、顧客からみて「どの会社の製品やサービスも似たようなもの」に見えるようになった状況、を意味するマーケティング用語[1]。何かを単なるコモディティのように扱う行為、またはそうなるプロセス[2]。コモディティー化、汎用品化とも呼ばれる。
- ^ a b c d 日本大百科全書【コモディティ化】
- ^ [1]
- ^ 日経「工業製品のコモディティ化は必須特許の出願余地で決まる」
- ^ コモディティ化による価値獲得の失敗・デジタル家電の事例
- ^ ソースネクスト、“コモディティ化”を掲げた新事業戦略記者発表会を開催――主力製品を1980円に!!
コモディティ化戦略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 18:23 UTC 版)
「コモディティ化」の記事における「コモディティ化戦略」の解説
コモディティ化戦略は、メーカーが自らコモディティ化を目指し、またコモディティ化されている部分からシェアの奪取・拡大を目指す経営・販売の戦略である。 例えば、パソコン用ソフトウェア販売会社のソースネクストは、すでにマイクロソフトがデファクトスタンダードを確立しているオフィススイートを始めとするアプリケーションソフトウェア(パッケージソフトウェア)分野の製品市場にスリムパッケージなど簡略化させたパッケージと既にマイクロソフト側に敗退して小さな市場に落ち着いていたメーカーや新興メーカーのソフトウェア製品などを低価格で販売することで切り込みを掛けている。こうしたコモディティ化戦略は、既存市場の高値寡占化傾向が根強いほど、一般大衆は低価格製品という選択肢を求めており、そこに市場開拓の余地があるはずという視点にもとづいて展開されてゆく。
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