キュレーネーとは? わかりやすく解説

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キュレーネー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/02 06:16 UTC 版)

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キュレーネー古希: Κυλλήνη, Kyllēnē)は、ギリシア神話に登場する地名あるいはニュンペーである。長音を省略してキュレネとも表記される。ニュムペーのキュレーネーはゼウスの娘とされることから、木星衛星のひとつに名付けられている。アポローンの恋人でアリスタイオスの母親のキューレーネー(Kyrene)とは別人。

アルカディアのキュレーネー山は、オーケアノスの娘プレーイオネーアトラースとの間に7人の娘プレイアデスを生んだ場所である。後にプレイアデスの一人マイアゼウスの間にヘルメースが生まれるが、ヘルメース誕生の地もキュレーネー山の洞窟とされる。ソポクレースにおいては、このときニュムペーのキュレーネーがヘルメースの乳母として登場する。 このほか、テーバイ予言者として知られるテイレシアースが交尾中の蛇を見て性転換したのもキュレーネー山中である。

ニュムペーのキュレーネーはペラスゴスの妻となり、リュカーオーンを生んだ。異説では、ペラスゴスの妻はオーケアノスの娘メリボイアとされる。リュカーオーンは高慢不敬な人間で、ゼウスの怒りを買ってデウカリオーン洪水の原因となった。

参考図書




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