オマーンエアとは？わかりやすく解説

オマーン・エア
الطيران العماني
設立	1981年
ハブ空港	マスカット国際空港
マイレージサービス	Sindbad Frequent Flyer
会員ラウンジ	Oman Air Lounge
航空連合	ワンワールド
保有機材数	55機(28機発注中)
就航地	50都市
本拠地	オマーン,マスカット
代表者	Paul Gregorowitsch (CEO)
外部リンク	http://www.omanair.com/
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オマーン航空（英語: Oman Air, アラビア語: الطيران العماني）は、オマーンの首都マスカットにあるマスカット国際空港を本拠地とする航空会社。オマーン政府が株式80%以上を保有する同国のフラッグ・キャリア。アラブ航空会社機構に加盟している。

歴史

設立前

2007年まで、バーレーン、アブダビ首長国、カタールと4国共同でガルフ・エアに出資していた。1981年のオマーン航空設立後もしばらく出資していたが、2007年に離脱し、出資を停止した。なお、アブダビ首長国がエティハド航空、カタールがカタール航空を設立して離脱していたため、オマーンの離脱に伴い、ガルフエアはバーレーン1国のキャリアになった。

設立

1981年に設立された。
1993年3月、ボーイング737-300を使用して、マスカット/シーブ国際空港を拠点に運航を開始した。初の運航路線は、マスカット-サラーラ線。
1993年7月、初の国際線としてドバイに就航。
1995年、2機のエアバスA320を導入し、ボーイング737-300を置き換えた。
1998年、国際航空運送協会(IATA)に加盟。
2007年 3月、オマーン政府の保有する株割合が30%から80%に引き上げられ、今後、航空事業を強化・拡大すると発表された。同時にガルフ・エアへの出資を取り止めた^[1]。
2007年4月2日、エアバスA330型機5機（-300型3機、-200型2機）を確定発注。
2007年11月26日、バンコク、ロンドンに就航し、長距離路線運航を開始した^[2]。
2009年のドバイ航空ショーにおいて、エンブラエルE175型機2機を発注。
2015年4月、中型機、大型機を積極的に導入して、競争力を強化するため、小型機を段階的に廃止すると発表し、ATR 42-500、エンブラエルE175、ボーイング737-700が2016年末までに退役した。
2021年10月、航空連合であるワンワールドへの参加を協議している事が明らかになった。^[3]

2025年 6月30日にワンワールドに加盟した^[4]。

受賞歴

スカイトラックスワールド・エアライン・アワード2011 「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」^[5]
スカイトラックスワールド・エアライン・アワード2015 「ベスト・エアライン・スタッフ・イン・ミドルイースト」^[6]

就航都市

国内線

国内線（2路線のみ）
路線
マスカット	サラーラ
マスカット	ハサブ

アジア

南アジア

バングラデシュ
- チッタゴン（シャーアマーナト国際空港）
- ダッカ（シャージャラル国際空港）（2015年8月1日より再開^[7]）
インド
モルディブ
- マレ（イブラヒム・ナシル国際空港）
ネパール
- カトマンズ（トリブバン国際空港）
パキスタン
- イスラマバード（イスラマバード国際空港）
- カラチ（ジンナー国際空港）
- ラホール（ラホール国際空港）
スリランカ
- コロンボ（バンダラナイケ国際空港）

東南アジア

西アジア

バーレーン
- マナーマ（バーレーン国際空港）
イラン
- テヘラン（エマーム・ホメイニー国際空港）
ヨルダン
- アンマン（クィーンアリア国際空港）
クウェート
- クウェート（クウェート国際空港）
レバノン
- ベイルート（ベイルート国際空港）
オマーン
- ハッサブ（ハッサブ空港）
- マスカット（マスカット国際空港）
- サラーラ（サラーラ空港）
- ソハール（ソハール空港）
カタール
- ドーハ（ドーハ国際空港）
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
- アブダビ（アブダビ国際空港）
- ドバイ（ドバイ国際空港）

東アジア

中国
- 広州（白雲国際空港）

コードシェア

下記の航空会社とコードシェアを行っている。

日本との関係

2025年夏ダイヤにおいて、東京/羽田線向けのマスカット国際空港発着枠が確保され、東京/羽田-マスカット線を開設する可能性がある。2025年4月現在、羽田空港からの中東路線は、日本航空のドーハ線、エミレーツ航空のドバイ線が運航されており、さらなる中東へのネットワーク拡充が期待される。また、オマーン航空は2025年6月30日に、航空連合のワンワールドに加入したため、日本航空を含むワン・ワールドアライアンスメンバーとのコードシェア実施も予想される^[8]。

また、2025年4月23日には、国土交通省航空局とオマーンの航空当局とでの航空当局間協議で、日本とオマーン両国間の航空便を拡大する枠組みを新設し、両国の航空会社が、羽田を除くすべての日本国内の空港へ乗り入れできるようになる^[9]。

保有機材

現在の運航機材

オマーン・エアが発注したボーイング社製航空機の顧客番号（カスタマーコード）は1Mで、航空機の形式名はB737-81M,B737-91Mなどとなる。

オマーン・エア　保有機材（2025年7月現在）^[10]^[11]
機材	運用数	発注数	座席数				備考
機材	運用数	発注数	F	C	Y	計	備考
エアバスA330-200	3	-	-	30	196	226
ボーイング737-800	4	-	-	12	150	162	2026年半ばまでに退役予定^[12]
ボーイング737-900ER	3	-	-	12	171	183	サンカントリー航空からのリース機 2026年までに返却予定^[13]
ボーイング737-8 MAX	16	4^[14]	-	12	150	162
ボーイング737-8 MAX	16	4^[14]	-	-	189	189
ボーイング787-8	2	-	-	18	249	267	カタール航空へリース中
ボーイング787-9	9	7^[15]	8	24	232	264	2027年までに納入予定うち1機はリヤド・エアへリース中
ボーイング787-9	9	7^[15]	-	30	258	288	2027年までに納入予定うち1機はリヤド・エアへリース中
合計	37	11

エアバスA330-200
ボーイング737-800
ボーイング737-8 MAX
ボーイング787-8
ボーイング787-9

退役機材

エアバスA310-300
エアバスA330-300
エンブラエル E175

脚注

[脚注の使い方]

^ “Oman Air goes long-haul. (19-MAR-07) Airline Business”. www.accessmylibrary.com. 2025年7月28日閲覧。
^ “Oman Air Commemorates Operations”. www.omanair.com. 2025年7月28日閲覧。
^ “Oman Air seeks oneworld alliance membership” (英語). Reuters. (2021年9月26日) 2022年2月4日閲覧。
^ “オマーン・エア、ワンワールド加盟中東3社目”. Aviation Wire. 2025年6月30日閲覧。
^ “The World's Best Airlines in 2011” (英語). SKYTRAX. 2015年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。
^ “Best Airline Staff in the World - by Region” (英語). SKYTRAX. 2015年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。
^ “Oman Air to Start Dhaka Route from August 2015” (英語). Airline Route. 2015年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。
^ “【注目】オマーン航空、東京/羽田～マスカット線の開設を検討か”. sky-budget. 2025年3月20日閲覧。
^ “オマーンから日本へ、羽田除き就航可に航空協議で枠組み新設”. Aviation Wire. 2025年4月26日閲覧。
^ “Our Fleet | Oman Air” (英語). Oman Air. 2025年7月5日閲覧。
^ “Oman Air Fleet Details and History” (英語). Planespotters.net. 2025年7月5日閲覧。
^ “Oman Air to exit B737NGs by mid-2026, no imminent orders” (英語). ch-aviation (2024年1月30日). 2025年7月5日閲覧。
^ “Sun Country to Fly 737-900ER This Summer” (英語). AirlineGeeks (2025年2月4日). 2025年7月5日閲覧。
^ “Oman Air places order for 20 planes” (英語). MEED (2015年10月25日). 2025年7月5日閲覧。
^ “Oman Air Adds New Boeing 787-9 Dreamliner” (英語). Airways Magazine (2024年8月25日). 2025年7月5日閲覧。

外部リンク

オマーン・エア（英語）
Oman Air (@omanairofficial) - Instagram

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[1] “Oman Air goes long-haul. (19-MAR-07) Airline Business”. www.accessmylibrary.com. 2025年7月28日閲覧。

[2] “Oman Air Commemorates Operations”. www.omanair.com. 2025年7月28日閲覧。

[3] “Oman Air seeks oneworld alliance membership” (英語). Reuters. (2021年9月26日) 2022年2月4日閲覧。

[4] “オマーン・エア、ワンワールド加盟中東3社目”. Aviation Wire. 2025年6月30日閲覧。

[5] “The World's Best Airlines in 2011” (英語). SKYTRAX. 2015年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。

[6] “Best Airline Staff in the World - by Region” (英語). SKYTRAX. 2015年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。

[7] “Oman Air to Start Dhaka Route from August 2015” (英語). Airline Route. 2015年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。

[8] “【注目】オマーン航空、東京/羽田～マスカット線の開設を検討か”. sky-budget. 2025年3月20日閲覧。

[9] “オマーンから日本へ、羽田除き就航可に航空協議で枠組み新設”. Aviation Wire. 2025年4月26日閲覧。

[10] “Our Fleet | Oman Air” (英語). Oman Air. 2025年7月5日閲覧。

[11] “Oman Air Fleet Details and History” (英語). Planespotters.net. 2025年7月5日閲覧。

[12] “Oman Air to exit B737NGs by mid-2026, no imminent orders” (英語). ch-aviation (2024年1月30日). 2025年7月5日閲覧。

[13] “Sun Country to Fly 737-900ER This Summer” (英語). AirlineGeeks (2025年2月4日). 2025年7月5日閲覧。

[14] “Oman Air places order for 20 planes” (英語). MEED (2015年10月25日). 2025年7月5日閲覧。

[15] “Oman Air Adds New Boeing 787-9 Dreamliner” (英語). Airways Magazine (2024年8月25日). 2025年7月5日閲覧。

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表話編歴ワンワールド加盟航空会社
公式サイト：www.oneworld.com
アジア	キャセイパシフィック航空日本航空マレーシア航空オマーン・エアカタール航空ロイヤル・ヨルダン航空スリランカ航空
オセアニア	フィジー・エアウェイズカンタス航空
ヨーロッパ	フィンエアーインターナショナル・エアラインズ・グループブリティッシュ・エアウェイズイベリア航空
北アメリカ	アラスカ航空アメリカン航空
アフリカ	ロイヤル・エア・モロッコ
旧加盟	エアリンガスエア・ベルリンカナディアン航空 LATAM航空グループ LATAM ブラジル LATAM チリマレーヴ・ハンガリー航空メキシカーナ航空 S7航空（会員資格一時停止）
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