イオン体制下(2012年以降)
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「マルナカ (チェーンストア)」の記事における「イオン体制下(2012年以降)」の解説
山陽マルナカでは2012年春より順次イオン食品レジと同様の型のWAON対応型レジに更新し、WAONおよびクレジット決済対応を行っている。ただし、イオン店舗で通常対応しているICOCAおよび電子マネー相互利用可能な交通系ICカード・iD・QUICPayには全店舗にICカードリーダーが設置完了されるまで対応しなかった。WAONにしか対応していなかった頃は、ICカードの種類を選択する機械の対応していないカードのロゴマークの部分を白い紙を貼って隠していた。ICカードの入金に関してはWAONと全国相互利用可能な交通系ICカードに対応している。またイオンオーナーズカードについては、イオングループ入り初期は非対応だったが、2015年現在は、年に2回ある返金処理を含め対応している。 2012年5月20日より、WAON導入店舗で「お客さま感謝デー」が開催されている。 OMCカード(セディナカードクラシックなど、セディナが発行する券面にOMCロゴが表示されているカードを含む)については2014年6月20日から2016年2月28日、同年6月30日〜2020年3月30日までの「お客さま感謝デー」では5%割引が適用されていた。(後者はWAON POINTカード併用によるためOMC以外の他社クレジットでも決済可能であった) また、イオンと同様のカタリナクーポンも使用可能となっているが、発行店舗でのみの使用しか認められていない。(ただし、2015年6月から2021年2月まではマルナカ発行分に関してはマルナカ全店舗での使用が可能となっていた。) 2014年8月20日には、マルナカが新業態店舗「ma:ru(マール)」を立ち上げ、その第1号店として、香川県高松市にma:ru牟礼店をオープンした。「ma:ru」はスーパー+コンビニ+カフェをコンセプトに、イートインコーナーを設置し、営業時間を早朝(朝6時)から深夜(夜24時)までに設定するなど、各業態のメリットを取り込んだハイブリッド業態である。同年5月には、イオングループ入りしてからは初の新店舗である二軒屋店が開業している。 同年10月17日には、奈良県奈良市のイオンタウン富雄南の核店舗として、マックスバリュ富雄南店をオープンした。「マックスバリュ」はイオンが従前から展開しているスーパーマーケットのブランドであるが、山陽マルナカでは初の「マックスバリュ」店舗となる。また、奈良県への出店やイオンタウンへの出店も初となった。その後、大阪府内にも1店舗(大東寺川店)を出店していたが、2017年4月1日から山陽マルナカにリブランド(店舗転換)した。なお、富雄南店、大東寺川店はダイエー運営のマルナカ他12店舗とともに2021年12月1日よりダイエーとなっている。また、大阪府の他の「マックスバリュ」はグループ会社の光洋が運営している。(奈良県内には以前は光洋が運営する「マックスバリュ」が存在したが現在は閉店や「KOHYO」への改装に伴い存在しない。) 2015年10月24日には、旧宇多津ビブレ跡に開業した香川県初のイオンタウンであるイオンタウン宇多津の核店舗として、マルナカが運営するマルナカイオンタウン宇多津店をオープン。「マルナカ」の店舗ブランドとしては初めてイオングループのショッピングセンターへの出店となった。 2015年11月21日には、徳島県2店舗目の「パワーシティ」ブランドの店舗で、オープンモール形式が採用されたマルナカパワーシティ鴨島店をオープン。生鮮加工場の見える化やデリカ部門の店内調理、各部門の品揃えの拡充など、競合店との差別化を図った。 2016年5月27日には、新社長としてイオングループ出身者の平尾健一が就任した。マルナカ初の創業者一族以外の社長となる。前社長である中山明憲は取締役相談役として会社への影響力を残す形となった。また、イオン四国代表も兼務する。 2018年5月25日、取締役相談役中山明憲が退任した。 イオングループ入り後に新規出店、改装リニューアルされた店舗には外壁にイオンのロゴマークが取り付けられていたが、近年[いつ?]改装された店舗はその限りではない。 2018年10月10日にイオンがグループ中期経営計画に基づいて検討が進められていたスーパーマーケット事業の改革について、各地域ごとに経営統合に関する基本合意書が締結されたことを発表。この中で、マルナカと山陽マルナカにおいては、「マルナカ」と同じ中四国地区及び兵庫県の一部に展開しているマックスバリュ西日本との間で、2019年3月1日付で株式交換を実施し、同社の子会社とする経営統合を行うことと、山陽マルナカ運営店舗のうち、兵庫県の一部と大阪府・奈良県の計14店舗を同じイオングループのダイエーへ譲渡すること。さらには、経営統合後にマックスバリュ西日本がマルナカと山陽マルナカを吸収合併することも視野に、協議や検討を進める方針が示された。 その後、同年12月14日にマルナカと山陽マルナカがマックスバリュ西日本との間で株式交換による経営統合に向けた基本合意書並びに、山陽マルナカがダイエーとの間で吸収分割(会社分割)契約をそれぞれ締結したことを発表。2019年3月1日に予定通り株式交換と吸収分割が行われ、マルナカと山陽マルナカがマックスバリュ西日本の完全子会社となり、山陽マルナカが運営していた兵庫県の一部と大阪府・奈良県の店舗はダイエーの運営となった。 2020年10月7日には、各社の取締役会において、2018年10月の段階で方針が示されていたマルナカ・山陽マルナカのマックスバリュ西日本への合併に関して、2021年3月1日付で吸収合併を行うことを発表し、吸収合併契約が締結された。2021年3月1日に予定通り吸収合併が行われ、マルナカと山陽マルナカは解散。両者が運営していた「マルナカ」はマックスバリュ西日本が運営を引き継いだ。なお、両社の本社はマックスバリュ西日本の新たな地域事務所となり、マルナカ本社は四国事務所に、山陽マルナカ本社は岡山事務所としてそれぞれ拠点を残している。
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