アマリリスの花言葉
アマリリス花言葉の由来
#古代ローマ時代のラテン語文学に由来する説古代ローマ時代のウェルギリウスという詩人が書いたラテン語文学に、アマリリスの花は羊飼いの少女のアマリリスの強い恋心から生まれた花だというエピソードがある。アマリリスは羊飼いの少年のアルテオに恋をしたが、内気で気持ちを打ち明けることができず彼女の気持ちに気づく者はなかった。また、アルテオは何よりも花が好きで、毎日花を届けてくれる別の少女のことが好きだった。アルテオが好きでたまらないアマリリスが神様にお願いすると、神様が1本の矢を授けてくれた。
神のお告げに従いその矢で自らを傷つけると、滴った血が地面に落ちて美しい花となった。アマリリスがその花を摘んでアルテオに届けると、彼はその花の美しさに心を奪われ彼女のことを好きになった。アマリリスはその花のおかげで、恋を成就させることができた。アマリリスの血から生まれたその花は、アマリリスと呼ばれるようになった。このエピソードから、アマリリスの花言葉の多くが生まれている。
・「輝くばかりの美しさ」
アルテオを一目で虜にし、恋を成就させるに至ったアマリリスの花の美しさから、「輝くばかりの美しさ」という花言葉がつけられたという。
・「誇り」
神から授かった矢で自分を傷つけてまで、アルテオとの恋を成就させるために花を咲かせたアマリリスの誇り高さから、「誇り」という花言葉が生まれたという説がある。
・「純朴」、「臆病な心」、「内気」
アルテオに対してなかなか思いを伝えられなかったアマリリスの奥ゆかしさが、「純朴」や「臆病な心」、「内気」という花言葉の由来になったとも言われている。
#アマリリスの姿からつけられた説
アマリリスの花言葉は、花の見た目や佇まいからつけられたという説もある。
・「輝くばかりの美しさ」
アマリリスはギリシャ語で「輝かしい」という意味があり、その言葉の意味と同じく堂々とした大輪の花を咲かせる。そのため、「輝かしい美しさ」という花言葉がつけられたと言われている。
・「おしゃべり」
アマリリスはラッパのような花が横向きに突き出して咲くため、並んで植えられていると花同士が向かい合って賑やかにお喋りをしているように見える。そのため、「おしゃべり」という花言葉が生まれたという説がある。
・「虚栄心」
アマリリスは横向きに花が突き出して咲くため、花が上向きであると威張っているように見える。その姿から、「虚栄心」という花言葉がつけられたとされている。
・「内気」、「臆病な心」
アマリリスは開花してすぐは下向きに花が咲いているため、内気な印象を受ける。そのような花の姿から、「内気」や「臆病な心」という花言葉がつけられたという。
アマリリスの英語の花言葉
アマリリスの英語の花言葉は「pride(誇り)」と「splendid beauty(輝くばかりの美しさ)」である。英語の花言葉も、古代ローマ時代のウェルギリウスのラテン語文学のアマリリスの物語に由来している。アマリリス色別の花言葉の解説
#赤色のアマリリスの花言葉:「輝くばかりの美しさ」赤色のアマリリスが咲き誇る姿は威厳があり「輝くばかりの美しさ」である。まさに、アマリリスの美しさを具象化したような花言葉である。また、赤色は情熱的な色であるため、熱烈な恋心を伝えるのに適している。「輝くばかりの美しさ」という花言葉は女性への賞賛の言葉であるため、贈られて嫌な気になる人はいない。
#ピンク色のアマリリスの花言葉:「おしゃべり」
ピンクはフェミニンな色であるため、「おしゃべり」好きな女性を連想させる。「おしゃべり」といっても悪い意味ではなく、女性の可愛らしさに由来する花言葉といえる。ただし、人によっては良い意味と捉えてくれないこともあるため、プレゼントする場合は誤解されないように注意する必要がある。
#白色のアマリリスの花言葉:「内気」
白色には純粋無垢というイメージがあるため、白色のアマリリスには「内気」という花言葉が当てはまる。また、白は羊飼いのアマリリスの「内気」さを象徴する色でもある。そのほか、「内気」なだけでなく恋を成就させた「誇り」も感じられる色なので、プレゼントとして贈るのにも向いている。
#黄色のアマリリスの花言葉:「おしゃべり」
黄色は活発なイメージがあり、見るだけで元気になれる色である。そのため、同じ「おしゃべり」という花言葉でもピンク色から受ける印象とは異なり、賑やかな「おしゃべり」の印象を与える。ただし、「おしゃべり」を通り越し「騒がしい」というマイナスの意味に捉えられることもあるので、プレゼントする際にはメッセージカードをつけるなど花言葉から目をそらせる必要がある。
#紫色のアマリリスの花言葉:「強い虚栄心」
紫色はミステリアスなイメージがあり、自分をより良く見せたいという「強い虚栄心」という花言葉を連想させる。ただし、それは自信の無さの表れでもあるため、その裏には「臆病な心」が隠れているともいえる。花言葉的にはネガティブなイメージであるため、人に贈るのには向いていない。
アマリリス本数別の花言葉の解説
アマリリスには本数別の花言葉はないが、花全般の本数別の花言葉を参考にできる。本数別の花言葉を活用することで、アマリリス自体の花言葉を強調することができる。・1本:「あなたが運命の人」
・3本:「愛している」
・4本:「一生愛し続ける」
・6本:「あなたに夢中」
・8本:「思いやりに感謝」
・9本:「いつも一緒にいよう」
・11本:「最愛」
・12本:「恋人(奥さん)になって」
・40本:「永遠の愛を誓う」
・50本:「永遠」
・99本:「永遠の愛」
・108本:「結婚してください」
アマリリスはプロポーズに贈られることは少ないが、12本の花を贈ると花嫁が幸せになれるというジンクスがあるのは覚えておいた方が良い。結婚式のブーケも、縁起を担ぎ12本の花束にされることが多い。本数別の花言葉を効果的に活用するには、色別の花言葉と上手に組み合わせるのがコツである。「輝くばかりの美しさ」という花言葉を持つ赤色のアマリリスは、6本の花束を贈れば「輝くばかりの美しさ」の「あなたに夢中」ですというメッセージが込められ、愛の告白をより効果的に行うことができる。
そのほかにも、白色のアマリリスを4本贈ると「内気」なあなたを「一生愛し続ける」というメッセージが込められ、ピンク色のアマリリスを3本贈ると「おしゃべり」で可愛いあなたを「愛している」というメッセージになる。本数を調整するだけで、スマートに気持ちを伝えることができる。
アマリリスの怖い花言葉
アマリリスには怖い花言葉はないが、本数によっては怖い花言葉になることもあるので注意が必要である。花全般において、15本は「ごめんなさい」、16本は「不安な愛」、17本は「絶望の愛」という怖い花言葉がつけられている。うっかりこれらの数の花束を贈ってしまった場合、相手にマイナスの印象を与えることもある。せっかく愛を告白するために贈っても、「不安な愛」や「絶望の愛」という花言葉であれば幸先が悪くなってしまう。特に、「強い虚栄心」のようなネガティブな意味の花言葉と組み合わせるのはよくない。本数別の花言葉まで把握している人は少ないが、怖い意味にならないように気をつけるのが賢明である。※ 花言葉の内容は諸説あります。
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