アポロ7号
名称:アポロ7号(Apollo 7)
小分類:アポロ計画
打上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1968年10月11日
帰還年月日:1968年10月22日
打上げロケット:サターンIB
宇宙飛行士:ウォルター・M・シラー/ドン・F・エイゼル/ウォルター・カニンガム
飛行時間:260時間8分45秒
国際標識番号:1968089A
アポロ計画で初めての有人宇宙飛行を行なったのがアポロ7号です。地球をまわる軌道でアポロ宇宙船のシステムがテストされ、月まで往復するのに必要な時間よりも長く飛びつづけました。また、その様子はテレビ中継され、世界中の人々を熱狂させました。アポロ宇宙船の船内はマーキュリー宇宙船やジェミニ宇宙船よりも広く、以前は座席に縛りつけられたままだった宇宙飛行士も船内を動きまわれるようになりました。座席の下には個人で使えるスペースまであって、この空間はその後の飛行で寝室として使われるようになりました。
船長のウォルター・シラーは、マーキュリー8号やジェミニ6号のパイロットも経験したことがあり、三つの宇宙計画すべてで飛んだ、ただ一人の宇宙飛行士です。
1.宇宙船はどんな形をして、どのような性能を持っているの?
アポロ宇宙船は司令船と機械船から構成されています。司令船は円錐形をした居住カプセルで、全長3.23m、底辺の直径3.91m、重量5.56トンです。円筒形の機械船は司令船に酸素や電力を供給したり、推進ロケットの役割をする部分です。全長7.37m、直径3.91m、重量23.2トンになります。
2.ロケットはどんな形をして、どのような性能を持っているの?
サターンIBは全長68.3m、直径6.6m、重量587トンです。推力744トンのロケットエンジンが8基と、推力102トンのロケットエンジンが1基ついていました。
3.打上げや飛行の順序はどうなっているの?
サターンIBロケットで地球軌道に打ち上げられたあと、アポロ宇宙船は地球周回飛行を行ない、再び大気圏に突入して帰還しました。
5.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
アポロ計画初の有人宇宙飛行を行ない、宇宙船のテストをしました。
※参考文献:アランシェパード,ディーク・スレイトン著/ムーンショット(集英社)、竹内均・監修/Newton Collction II 宇宙開発(教育社)
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