アシリオン帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:21 UTC 版)
「アークトゥルス (ゲーム)」の記事における「アシリオン帝国」の解説
ダイン・ペトラルカ カルルの従兄弟にあたる皇室の親戚。帝国暦724年、帝国のアステラ皇帝が後継ぎもなく崩御した後に次期皇帝の候補として最も注目されていた人物だったが、政権を握っていた西林派の政略によって帝位にはカルルが就いてしまった。以来、いつ殺されてもおかしくない状況の中、カルルの保護の元で命を繋ぎ、息を潜めて暮らしていた。 そんな中、政治の中心に対する反対勢力である東城派が反撃してカルル帝を廃位させた際に、帝国の皇帝となった。恩を仇で返す行為をしたため、カルルから命を狙われており、帝位に就いた後も今までと変わらず周囲に対して怯えた暮らしをしていた。そのため極度の人間不信となり、自己保身に走る男となってしまう。 帝位に就いた後も決して幸せな人生を送ったわけではなく、テンジ(カルル)からその暮らしを同情され、彼の復讐心を薄れさせた。 シア・ヘドマルクに裏切られて殺されたとされているが、エンディング後に生存が判明。シアの協力で影武者を用意し、皇太后の元へ逃げ込んでいた。自分のために死なせてしまったシア・ヘドマルクへの述懐を皇太后に聞かせている。 ヴィンテルソルグ 帝国五星王の一人。光のような早さで抜刀することから「光剣王」と呼ばれる。 五星王の事実上のリーダーで、今の五星王は彼の力で作られたと言っても過言ではない。 フィラデルフィア地下道の戦いでシャグラ、ダニエルと共にシズたちと交戦後死亡する。 シア・ヘドマルク 帝国の五星王の一人。「雷撃王」の異名を取る女性。彼女の身の上事情について正確に知る者はいない。ダイン皇帝と内縁の関係だという噂もある。 内戦に疲れてダインを裏切り、顔を潰して殺害。死体を持ってプリセロナへ投降したが、それはダインを逃がすための策謀であった。しかし、他の五星王たちの目も欺いてしまったため裏切り者として扱われ、ヴィンテルソルグ、シャグラ、ダニエルの三人によって処刑されてしまった。そのため、彼女だけはシズたちと戦うことはなかった。 シャグラ・マルクルンド 帝国五星王の一人。炎を扱う技に優れていることから「火蝙蝠王」と呼ばれている。禿頭の巨漢だったため、ピーチから「タコ」呼ばわりされてしまった。 性格が単純な上に乱暴で、五星王の資質が足らないとの話をよく聞くが、彼の圧倒的な力はそんな話を黙らせるほどに強い。テンジを目の仇にしており、やたらと攻撃的に突っかかってくる。 フィラデルフィア地下道の戦いでヴィンテルソルグ、ダニエルと共にシズたちと交戦後死亡する。 ダニエル・フレドリックソン 帝国五星王の一人。髪が金のように光ることから「金獅子王」と呼ばれる。たくましい肉体を持つ重戦士。 重すぎて普通の人間には持つことも出来ないような武器を自在に操る。彼が振り下ろした剣の剣風は、家屋をも吹き飛ばす。 フィラデルフィア地下道の戦いでシャグラ、ヴィンテルソルグと共にシズたちと交戦後死亡する。 ナガシュ・アルセス 帝国五星王の一人で、ピーチの義父にしてキャロットの父親。毒を扱う技では右に出る者がいないことから「毒薬王」と呼ばれる。最後に戦う五星王となる。 10年以上も千蛛毒功の修練を重ねた結果、体は緑色に変色し、溢れ出る毒気はかなりのものである。現在の五星王の中では、最後に王位を授かった。普通の人と思えない体格と変わった言動のため、多くの人が彼を避けている。 実の娘であるピーチを自分のための道具として扱い、持てる限りの技を教えた。対して二番目に生まれたキャロットは可愛がっていた。しかし実はピーチもキャロットも実子ではないことが判明する。同士である五星王のうち4人が倒れた際、ついに自分の道具としてキャロットを人質にとり、自分にさえ扱いきれない猛毒を服用させる。その解毒剤と引き換えにテンジの自害を要求した。テンジが死亡した後は自身が新たな皇帝となるつもりだったが、既に死を覚悟していたキャロットはナガシュに歯向かった。解毒剤を自らの手で壊し、テンジをすくった。切り札を失ったナガシュは自暴自棄で襲い掛かるも、多勢に無勢で敗れ去る。 虐待同然の扱いを受けていたピーチは、ナガシュがキャロットを人質に取るまでは「父親」だと心のどこかで思っていたことを明らかにした。 バイオレット 帝国北部の流刑地カイエンルン島に住む少女。流刑に処されたテンジを疎む島民が多い中、テンジを支えつづけた。後にそれは恋心へと代わり、互いに想いを寄せるようになるも、帝位に就いたテンジと離別することに。 彼女もまた政争に巻き込まれ、東城派の刺客によって命を奪われてしまう。 ブリニャル・トリスタン カルルがカイエンルンに幽閉されていた時に、彼をコンステルラリウムまで連れて行った帝国の将校で、カルルが失脚した後まで彼を守ってきた忠臣。 カルルが追い出されてからは共和国へと亡命し、危険な荷物や高価な荷物を運送する仕事をして生きている。
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