みおつくし

デジタル大辞泉

みお‐つ‐くし〔みを‐〕【^×澪^▽標】

読み方：みおつくし

１ 《「澪(みお)つ串(くし)」で、「つ」は助詞「の」の意》澪にくいを並べて立て、船が往来するときの目印にするもの。和歌では「身を尽くし」にかけて用いることが多い。みおぎ。みおぐい。みおじるし。

「かくとだに岩垣沼の—しる人なみにくづる袖かな」〈式子内親王集〉

２ 香の一。香味は少し辛く苦い。

源氏物語第14巻の巻名。光源氏28歳から29歳。冷泉帝の即位、源氏の内大臣昇進、明石の上の女児出産などを描く。

外村繁の中編の私小説。昭和35年（1960）「群像」誌に掲載。同年の第12回読売文学賞を受賞。

澪標を模した紋所

源氏物語・澪標の一場面／画・尾形月耕 国立国会図書館蔵

短編小説作品名辞典

みおつくし

作者吉屋信子

収載図書父の果/未知の月日
出版社みすず書房
刊行年月2003.2
シリーズ名大人の本棚

ウィキペディア

澪標

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/02 16:57 UTC 版)

澪標（みおつくし、みをつくし、みおづくし、みおじるし）は、航路を示す日本の標識。

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みおつくし

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 01:44 UTC 版)

語源

古典日本語「みをつくし」 < 「みを」（水脈） + 上代の格助詞「つ」 + 「くし」（串）

発音^(?)

み↗おつくし

み↗おつく↘し

み↗おつ↘くし

名詞

みおつくし【澪標】

1. 船が往来する際の目印として立てられた、澪を示す杭。