ちょうじ

デジタル大辞泉

ちょう‐じ〔チヤウ‐〕【丁子／丁字】

読み方：ちょうじ

１ フトモモ科の常緑高木。芳香があり、葉は楕円形で両端がとがる。筒状の花が房状に集まってつき、つぼみは淡緑色から淡紅色になり、開花すると花びらは落ちる。つぼみを乾燥したものを生薬や香辛料にし、また油をとる。モルッカ諸島の原産で、東南アジアやアフリカなどで栽培。クローブ。

２ 「丁子油」「丁子頭(がしら)」「丁子香」「丁子染め」などの略。

３ 紋所の名。1の実をかたどったもの。

４ 刀剣の刃文の一。乱れ刃の一種で、チョウジの実を並べたような形状のもの。

ベニチョウジ／撮影・広瀬雅敏

丁子の紋所の一つ「左三つ丁子巴」

丁子の紋所の一つ「丸に一つ丁子」

丁子の紋所の一つ「六つ丁子」

ちょう‐じ〔チヤウ‐〕【^▽停止】

読み方：ちょうじ

［名］(スル)さしとめること。ていし。

「公請(くじゃう)を—し、所職を没収せらる」〈平家・六〉

ちょう‐じ【^×寵児】

読み方：ちょうじ

１ 特別にかわいがられる子供。

２ 世にもてはやされる人。人気者。「時代の—」

ちょう‐じ〔テウ‐〕【弔事】

読み方：ちょうじ

死亡・葬式などのおくやみごと。⇔慶事。

ちょう‐じ〔テウ‐〕【弔辞】

読み方：ちょうじ

死者を弔うことば。弔詞。

ちょう‐じ〔‐ヂ〕【懲治】

読み方：ちょうじ

［名］(スル)こらしめて悪癖を直すこと。こらしめて心を改めさせること。

ちょう‐じ【重事】

読み方：ちょうじ

重大な事件。大事。

ちょうじ【重耳】

読み方：ちょうじ

宮城谷昌光の長編歴史小説。晋の文公の生涯を描く。平成5年（1993）、全3巻で刊行。第44回芸術選奨文部大臣賞を受賞。

ちょう‐じ〔チヤウ‐〕【長時】

読み方：ちょうじ

１ 長い時間。長時間。

２ （副詞的に用いて）いつでも。常時。

「八人の臣下—に伺候して」〈太平記・三五〉

ちょうじ〔チヤウヂ〕【長治】

読み方：ちょうじ

平安後期、堀河天皇の時の年号。1104年2月10日〜1106年4月9日。

日本語活用形辞書

長じ

読み方：ちょうじ

ザ行上一段活用の動詞「長じる」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

長じる  » 「長じる」の意味を調べる

用例

砂長じて巌となる

長じ

読み方：ちょうじ

サ行変格活用の動詞「長ずる」の連用形。

終止形

長ずる  » 「長ずる」の意味を調べる

用例

砂長じて巌となる

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刀剣用語解説集

丁子（ちょうじ）

丁子乱刃などと表現される丁子とは、その形が丁子の実に似ているところからの呼称。丁子は熱帯産の常緑高木でフトモモ科に属し、蕾を乾燥させたものは丁香と呼ばれ、古来より上流社会でその高貴な香りが貴ばれた。また沈丁花（丁子花）の蕾も同じような形をしており、そこからの命名であるという説もある。

葬式用語

弔辞 【ちょうじ】

告別式に口頭で読まれる故人を弔う文章のこと。「弔詞」とも言う。

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帖地

姓	読み方
帖地	ちょうじ

丁字

姓	読み方
丁字	ちょうじ

丁子

姓	読み方
丁子	ちょうじ

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ちょうじ

出典:『Wiktionary』 (2021/12/04 00:59 UTC 版)

同音異義語

ちょうじ

• 【弔事】：人の死亡や葬儀などの弔いに関すること。
• 【弔辞】：弔いの言葉。死者を悼む言葉。
• 【寵児】：寵愛を受ける子。 時代にもてはやされる人。
• 【長治】：日本の元号の一つ。康和の後、嘉承の前。