その他の建物・案内所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 01:29 UTC 版)
春日神社 - 今西家の旧宅地で常福寺の鎮守のために創建された。創建年代は明らかでないが、現存の当社石灯籠中最古の狩野形石灯籠の銘に「慶安五壬辰年(1652年(承応元年))仲春吉日 春日大明神奉寄進石灯籠 願主和州高市郡今井東町」とあることからそれ以前に建っていたとみられる。その後、1735年(享保20年)に再建されたとみられる。境内には石灯籠を含めて49基が奉納されているが、慶安五年に続くものは今井中町と西町今西正利奉納の1653年(承応2年)仲冬吉日とあるもの、1654年(承応3年)五月吉辰日に今井東町尾崎源八と同南町尾崎七左衛門とが寄進した遺品。外に1661年(寛文元年)・1740年(元文5年)・享保(1716年~1736年)・明和(1764年~1772年)・安永(1772年~1781年)・享和(1801年~1804年)・文化(1804年~1818年)から明治に及ぶ。手水舎は1836年(天保7年)のもので、堺の商人たちが願主で、本殿前の狛犬は、大坂の商人の奉納であり、石灯籠などに堺や大坂の商人の名前を記すのは、今井町と堺・大坂商人との深い交易関係を示すのものと言える。例祭(産土宮祭うぶずなみやまつり)はもと旧暦9月25、26日であったが今はこの日に近い土・日曜日に行われる。戦前は宮元の西町はじめ南町、東町、北町、新町、今町、材木町など7町から地車(だんじり)が7台出て、広庭の各所所定の場に勢揃いし、今井町内を練りまわった。江戸時代初期の西町と南町のだんじりが2台あったが岸和田市に売却し、新調した。昭和の「宗教法人法による届出書」によると氏子850世帯、崇敬者4000人、境内地897坪官有地第一種と出ている。 紙半豊田記念館 - 町人文化が開花した元禄時代からほぼ1世紀が経過、江戸時代中期から後期へ向かう頃、今井町在住の豊田家の先祖、5代目・6代目紙屋半三郎は商才豊かな人物で、肥料販売を皮切りに時代の後押しもあって大和綿を取り扱い相当の財を成しました。(パンフレットより)開館時間:9:00~16:30。 中澤家住宅 - 豊臣秀吉の吉野花見の際に本陣に定められ、御茶屋と称された。 今井まちづくりセンター - 橿原市が耐震や採光、環境に優しい冷暖房装置などを考慮した町家の改修等のモデルハウスとして整備し、今井町町並み保存会の活動拠点となっている。月曜休館。 夢ら咲長屋(むらさきながや) - 橿原市来訪者案内書兼休憩所。 今井まちや館 - 本町筋の中央部にある18世紀初期の町家。保存復元工事の後、無料で一般公開している。月曜休館。 今井景観支援センター・今井町並保存整備事務所 - 旧東町の東北隅にある重要文化財旧米谷家の東隣に接続して建っている。1998年(平成10年)より橿原市の所有で、橿原市教育委員会今井町並保存事務所として街なみ環境整備や町並保存の事業を行っている。土、日、祝休。
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