さいとう・たかを版とは? わかりやすく解説

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さいとう・たかを版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:30 UTC 版)

仕掛人・藤枝梅安」の記事における「さいとう・たかを版」の解説

2001年リイド社漫画誌増刊コミック乱7月号(創刊号)にて、さいとう・たかを作画、北鏡太脚色のもと連載開始された。タイトル『仕掛人 藤枝梅安』で、原作にある中黒「・」用いない連載開始当初1回80ページであった。同誌上16連載後、2003年に『増刊コミック乱』が『コミック乱ツインズ』と改称し改め創刊本作第17話から同誌に掲載され以後同誌の看板作品としてたびたび巻頭カラー飾り2015年1月号まで連載された。全142話。前後編挿話11話、3部作1話あるため、連載回数は計155回(連載末期には1回40ページとなっていた)。中心人物一人である小杉十五郎松平定信召抱えられる鍼医としての安の弟子となる芳太郎登場など、独自改変加えられている。 掲載誌看板作品として、池波の原作全て劇画化した後も連載続き、「原案池波正太郎」と明記の上で、脚本家によるオリジナルストーリー劇画化する形式移行した脚色長く北が一手執筆してきたが、単行本26収録話以降山田誠二が加わり、さらに會川昇(第27収録話より)、粕谷秀夫(第34巻収録話より)も加入連載末期には北を中心に4人の脚本家がいた(26以降最新35巻まで毎巻担当話を掲載しているのは北のみ)。 単行本リイド社発行(「SPコミックスレーベル)で、2016年平成28年8月時点で第35巻まで刊行されている。その他、約2か月ごとに掲載誌増刊として、掲載誌と同じB5判で“雑誌総集編”も発行1号5-6収録)、また不定期にコンビニコミック(「SPコミックスポケットワイド」レーベル)も多数発行されている。 21世紀におけるさいとう執筆活動は、本作と『ゴルゴ13『鬼平犯科帳』3作の長期連載としていたが、本作は3作の中で唯一さいとう存命中に連載終了することになった。これは本作作画の主担当であったチーフアシスタントの武本サブロー2008年3月同じくゴルゴ13鬼平犯科帳作画担当していたチーフアシスタントの石川フミヤス2014年11月死去したことが一因となってさいとう作業量が直後から増加しさいとう高齢による体力的な負担などから、3作品連載同時進行が困難となったことによる。そのため本作2015年2月から一旦休載する形となり、掲載誌同年3月号で読者長期休載告知された。休載告知時には作者負担軽減のための休載であり近日中連載再開する意向記されていたが、約1年休載経て2016年4月号にて、作者体力的な限界から連載再開断念正式に連載終了することが告知された(告知文ではさいとうによる文章で「『安』は僕にとって大事な作品」とも記されている)。 連載終了時点単行本収録されたのは2014年11月号掲載分までで、同年12月号、2015年1月号掲載され最終掲載2話単行本には未収録のままであるが、SPコミックスポケットワイド『仕掛人 藤枝梅安 無惨針』(2016年8月29日発売)に収録された。

※この「さいとう・たかを版」の解説は、「仕掛人・藤枝梅安」の解説の一部です。
「さいとう・たかを版」を含む「仕掛人・藤枝梅安」の記事については、「仕掛人・藤枝梅安」の概要を参照ください。

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