鍼医
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:29 UTC 版)
鍼医(はりい)は、奈良もしくは平安時代から明治時代初期までの日本において鍼もしくは灸を使用して治療(現代では医療行為)を行った職業およびそれに従事していた人の名称で、鍼醫または針医(しんい)とも呼ばれた。なお、例は少ないながら中国でも使用例はあるものの、もっとも多く使用されたのは日本の江戸時代である。現在では医師法第33条により鍼医と名乗る事を規制されており、はり師もしくは鍼灸師として国家資格化されている。なお、名称から「鍼のみを使用する者」との誤解が多いが、実際には「鍼のみ使用するもの」と「鍼と灸を使用する者」それぞれ鍼医を名乗っており、これは中国の古代鍼灸流派から始まっている[1]。
- ^ 魏稼著 監訳 佐藤実 翻訳 浅川要・加藤恒夫・佐藤実・林敏『中国鍼灸各家学説』p21
- ^ 影響世界的中國元素--針灸按摩劉利生 元華文創(中国語)
- ^ 中谷義雄, 「皮膚通電抵抗と良導絡その1」『日本良導絡自律神経雑誌』 1969年 14巻 4号 p.85-109,doi:10.17119/ryodoraku1968.14.85
- ^ a b c d e 繁田信一, 「平安貴族社会における医療と呪術 : 医療人類学的研究の成果を手掛りとして」『宗教と社会』 1巻 1995年 p.77-98, doi:10.20594/religionandsociety.1.0_77, 「宗教と社会」学会。
- ^ 公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会 杉山流鍼治講習所
- ^ 19世紀ヨーロッパの鍼灸の受容におけるシーボルトと石坂宗哲の貢献について二松学舎大学 マティアス・ウイグル,町 泉寿郎
- ^ 小高健 2011 考古堂出版 『日本近代医学史』p60
「鍼医」の例文・使い方・用例・文例
- 鍼医は鞄から鍼を取り出した。
- 鍼医
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