けやき台高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 05:23 UTC 版)
呉悠之介(くれ ゆうのすけ) 勇と同じ中学に通う少年。非常に弱気な性格で、臆病であり、勇とは中学3年の時に不良に絡まれていたところを助けられるまでは面識が無く、またスポーツが大の苦手だったが、港にカツアゲに遭っていたところを助けられて以来は萌花のことが気になっている。また、ボサボサ頭で、眼鏡を掛けているが、ボクシングの才能に関しては練習試合でKO勝ちを決めており、勇に「意外とボクシングが向いている」と評されている。高校生編では勇や萌花と同じくけやき台に入学し、相変わらずに萌花に片想いしているが、ボクシング部を設立しようと奮闘する二人に振り回され、とてもついて行けないと嘆きながらも力になれるならと思って協力する。その後、練習中に熱中症で倒れた際には勇や萌花と親しい友人になりたかったことや運動音痴に対する劣等感を吐露して退部しようと思ったが、二人の気遣いにより思い留まり、部に残ることを決意する。 東涼介(あずま りょうすけ) 度入りのサングラスを掛けた不良生徒で、不良グループ「東会」のボス。精力的にボクシングに打ち込んでおり、調子に乗りやすい面こそがあるが、努力的な面もあって順調に実力を上昇させている。亘の挑発によって殴り合いになるも敗北し、直後に彼の誘いで子分共々ボクシング部に入部する。その後、子分達が相次いで辞めたことで東会を解散させ、先輩の中で一人だけ部に残る。 青木(あおき) 東の友人。亘に殴られて大怪我を負い、東と共にボクシング部に入部するも退部した。その後、部に残った東への怒りから部室荒らしを行い、犯行がばれた後は東に訣別され、更には中森や下川ともケンカ別れし、街で不良とケンカして重傷を負うなどの完全に孤立してしまうが、入院中に見舞いに来た東のボクシングへの思いを知って和解し、更には東と勇に部室荒らしの件を許されたことで再入部する。 轟瑠奈(とどろき るな) 勇達と同級生である少女。明るい性格で、誰にも礼儀正しく接するが、一方では少々思い込みが激しく、間の抜けた所がある。また、ボクシングへの興味はないが、恋愛にはしたたかであり、勇のことを密かに狙っている。勇を口説き落とすためにマネージャーとしてボクシング部に入部し、あらゆる手段で勇への接近を試みるが、その最中に萌花もまた勇を想っていることを知り、彼女を一方的に恋敵として認識する。県大会終了後は勇から身を引いたために片想いに終わる。 水戸奈津子(みと なつこ) 女性教師。運動は苦手で、ボクシングのことは知らない。勇と萌花に説得されてボクシング部の顧問となり、当初は新人時代にいじめを受けたトラウマから東達不良生徒のことを怖れていたが、後に亘や校長の説得で思い直し、改めて生徒と向き合うことを決意する。 中森(なかもり) 東の元子分。亘によって返り討ちにされ、後に彼の説得を受けてボクシング部に入部するが、結局は青木や下川と共に退部した。その後、東のボクシングへの思いを感じ取ったことで部室を荒らそうと考える青木に反発し、最終的には下川と共に部室荒らしの犯人が青木であることを勇達に密告する。 下川(しもかわ) 東の元子分。亘に殴られて大怪我を負い、後に彼の説得を受けてボクシング部に入部するが、結局は退部した。その後は西田工業の不良にコンビニで絡まれたが、その場に居合わせた東に助けられ、その際に東の優しさに改めて触れたことやボクシングへの思いを感じ取ったことで部室荒らしを考える青木に反発し、最終的には部室荒らしの犯人が青木であることを勇達に密告する。 港(みなと) 幼少の頃から呉をいじめていた不良生徒。残忍且つ卑劣な性格で、ボクシングをやっている哲也の強さを盾にして威張り散らしたり、倒れた萌花を堂々と足蹴りにしたり、すぐにカッターナイフを向けたり、他者を罵倒したり、過激な発言などをしているが、それ故に勇からは「ザコ星人」と呼ばれている。呉に絡むが、直後に現れた勇によって返り討ちにされる。その後、けやき台に入学し、そこでも同じく入学した呉に絡むが、直後に勇と萌花も入学していたことを知り、二人に対して復讐を目論む。その後は亘に蹴られて負傷し、復讐の相手を亘とみなして東達に依頼するが、東の手下である青木達が亘によって返り討ちに遭う様子を見たことで恐怖の余りにその場から逃走し、以降は登場しないで終わる。
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