郡上踊とは? わかりやすく解説

郡上踊

名称: 郡上踊
ふりがな ぐじょうおどり
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 郡上踊り保存会
指定年月日 1996.12.20(平成8.12.20)
都道府県(列記): 岐阜県
市区町村(列記): 郡上郡八幡町
代表都道府県 岐阜県
備考
解説文:  郡上踊は、寛永年間一六四-四四)、郡上時の藩主遠藤慶隆えんどうよしたか】但馬守士農工商融和を図るために催したのに始まったとされている盆踊である。現在この踊りは、八月十三日から十六日の孟蘭盆うらぼん】の徹夜踊を中心に七月中旬から九月上旬にかけて、各町の神様祭礼仏様供養の日に踊られる縁日踊(たとえば上【かみ】が洞【ほら】・八坂神社七月十六日天王祭尾崎洞泉寺八月七日弁天七夕祭、上桝形【かみますがた】・地蔵八月二十四日地蔵祭など)、その他が次々と繰り広げられる各地から多くの人が参集する著名な盆踊であり、ことに徹夜踊のときは賑わい最高潮達し一つ音頭屋台踊りの輪が何重に取り巻き壮観極める
 この踊り以前は歌だけで踊られたものだが、今は音頭屋台上の大小太鼓・笛・三味線拍子木伴奏合わせて踊られている。伝承曲は、「古調かわさき」「かわさき」(大正時代に「古調かわさき」をもとに改変して振り付けられたもの)「三百【さんびやく】」「春駒はるこま】」「猫の子」「さわぎ」「甚句【じんく】」「げんげんばらばら」「ヤッチク」「まつさか」であり、踊り手仕度思い思いで、頬かぶりあり、尻はしょりありで、下駄ばきである。語り物口説き音頭で踊られるものあり、甚句で踊られるものあり、また、きびきびとした手振りスピーディーに踊るものもあれば、ゆっくりとしたリズムのものもあり(概して下駄踏みならす点に特徴がある)、さらに音頭に対して踊り手返し歌をしたり、囃子言葉応じた等して、全体としてバラエティー富んだ内容豊富な盆踊である。
 この郡上踊は、わが国代表する盆踊一つとして芸能史上とくに重要なものであり、また、美濃北部山村豊富な民謡背景にした独特の手伝えているなど、地域的特色顕著な盆踊である。


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