『新』での闇狩人および関係者
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「闇狩人」の記事における「『新』での闇狩人および関係者」の解説
士堂 誠(しどう まこと) 瑠璃の8つ上の実兄。登場時点で故人。瑠璃にとっては父親亡き後の唯一の家族だが、瑠璃とは母親が違う可能性がある。 サーカスでは軽技とダーツ投げが売りのピエロとして活躍していたことから、「ピエロ」の名で闇狩人の仕事をこなす。武器は五寸釘を使い、高いところから標的に命中させる戦闘スタイルだった。 『⊿』ACT 5では工藤大介の回想として数年前に闇狩人として沖縄で同じ標的を始末した際に再会、涙を滲ませながら再会を喜び、会話の中で大介に闇の世界から足を洗うよう説得されるが、「追いつめられた誰かにとってはなくてはならない仕事」として続けることを語っていた。のちに父親の死でサーカスを解散し、瑠璃を大学に行かせるために東京へ出た際に大介から小泉を紹介された。しかし上京してすぐの6月に交通事故に巻き込まれて首を骨折し頸椎を断裂してしまう。当時の依頼を小泉に引き継ぐため情報を瑠璃に仲介したことが彼女を闇の世界へ入り込むきっかけとなり、依頼を小泉が終わらせた(実際は3人中2人は瑠璃が実行した)という報告を聞き安心したのか、夏の終わり(作中の1年前)に息を引き取った。 小泉(こいずみ) 『新』ACT・4 - 6の主要登場人物の一人で、ACT・6の回想に登場。ただし名前だけはACT・2ですでに出ていた。誠が東京に出た際に大介から紹介された顔なじみの闇狩人。壮年ではあるが独身の男性で表の顔は大舟生命の営業マン。武器を使用せず体術のみでのスタイルだった。 誠の依頼を引き継ぎ3人組の始末をしていたが、2人目の現場に瑠璃がついて来てしまったため気が逸れ相手に反撃されてしまう。相手はさらに瑠璃を痛めつけようとしたため死にたくなければ殺せと彼女に言い放つ。さらに人を殺して動揺した瑠璃に「君は奴の首に掛かったロープを引いただけ」「自分達は死刑台のロープ」「死刑執行のボタンを押すか否かは遺族が決めればいい」と諭した。依頼内容が書かれた手帳を燃やすよう彼女に指示をした上で立ち去らせ、彼女の血を隠すのも兼ねてわざと大量出血させ、誠と秋月に詫びながら死んだ。 誠と共に瑠璃が闇狩人として生きるきっかけおよびその思想に影響を与えた人物。 正木 徹(まさき とおる) 『新』ACT・7 - 10「INTERSECTION」で三枝将の回想に登場した正木始の父親で元闇狩人。登場時点ですでに故人で、戦術スタイルは不明。生前時の表の顔は舞台美術製作担当で将と接点があった模様。 15年前、公安関係者を標的にした「仕事」の後の現場付近を通りかかったタクシーのドライブレコーダーに姿を捉えられ、重要参考人として公安に目を付けられる。国家のために必要なら自白剤でもなんでも使う公安部相手に自身の「仕事」が明らかとなることから、家族に「人殺しの身内」という重荷を背負わせないため、古馴染みの将に自分を始末するよう依頼、指定したビルの屋上に全財産の依頼金を置き、そこから側溝に差し掛かったタイミングを見計らって投げた将のピックで首を切りつけて命を絶った。
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