『ウルトラセブン』に登場するゴドラ星人
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「ゴドラ星人」の記事における「『ウルトラセブン』に登場するゴドラ星人」の解説
『ウルトラセブン』第4話「マックス号応答せよ」に登場。 原子力タンカー2隻や海上保安庁の調査船を同じ海域で狙い、船が消失した海域に地球防衛軍の注意を向け、その隙に地球を征服しようと企む。鋏状の両手(ゴドラガン)から放つリング状の光線や捕獲用カプセル(ゴドラ・カプセル)、変身能力などの能力を持つ。 まず、地球人の女性に化けた個体がモロボシ・ダンに接触し、車が故障して動かなくなったフリで騙し討ちしてウルトラアイを奪って彼を閉じ込めたうえ、地球防衛軍の新造艦マックス号を赤色の反重力霧で宇宙に運ぶ。続いて、別の個体がマックス号の捜索に宇宙へ上がってきたウルトラホーク2号に現れてフルハシ隊員に化け、同機で地球防衛軍極東基地に潜入して第2動力室の原子炉に爆弾を仕掛け、基地を破壊しようと企んでいたところをダンに発見されて彼をカプセルに捕獲するが、ダンの機転でカプセルを破壊されたうえにウルトラアイを奪還される。 ウルトラセブンとの戦闘では、マックス号から命懸けで脱出したアマギ隊員の助言を聞いて駆け付けたキリヤマ隊長に爆弾を解除され、爆破計画は失敗に終わる。ウルトラアイを奪った1体がエメリウム光線で倒されると、爆弾を仕掛けたもう1体はダンに化けてアンヌ隊員の拉致を企むが、それを阻んだセブンのアイスラッガーを額に受けて逃走し、正体を現す。最後は巨大化してセブンと戦うが、劣勢と見て逃亡を図ったところをエメリウム光線で倒される。 基地に仕掛けられた爆弾はセブンによって宇宙に運ばれ、ゴドラ星人の巣窟と化したマックス号の爆破に使用される。マックス号に残っていたソガ、フルハシ両隊員、タケナカ参謀はセブンに救出されて生還するが、他の乗員はゴドラ星人に抵抗したために宇宙空間に放り出されており、すでに全滅していた。 宇宙で隊員たちに倒される1体、地上で倒される2体、マックス号の通路内で倒される3体、ウェッジ光線で倒される1体と、少なくとも7体が登場するが、スーツは1体のみである。 演:水上竜子(人間体) 声の出演:小林恭治 スーツアクター:西京利彦西京は、表情で芝居ができないことから全体で感情を見せようと考え、高笑いする場面では肩や体を揺するなどしている。 名前は海を舞台にした話であることから、水の都ヴェネツィアのゴンドラにちなんでいる。 番組開始時の撮影会で、ウルトラセブン・ウルトラ警備隊隊員・円谷英二、ミクラスと並んでいるショットが撮影され、書籍類で使用されている。 デザインは成田亨によるもので、成田は「『ウルトラセブン』での宇宙人デザインの基本スタイル」と称している。デザイン画では、両手はハサミではなく、地球人のように五指があるものとして描かれていた。高山良策による着ぐるみも当初はデザイン画と同様に造型されており、ハサミは円谷プロによって取り付けられたものである。 未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では、バルタン星人や他の宇宙人たちと共に宇宙連合軍を結成し、蘇生させた怪獣たちを出撃させるが、ピグモンの提案した怪獣ファイトで暴走した怪獣たちに食い殺される、というシナリオが予定されていた。 放送当時の出版物[要文献特定詳細情報]では、ゴンドラ星人と記述されているものもある。 セブンの突進をかわして空中からキックするシーンでは、ゴドラ星人を持ち上げているスタッフの腕が映り込んでいたが、4Kリマスター版では合成で修正されている。
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