『ウルトラセブン』に登場するゴーロン星人
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『ウルトラセブン』第44話「恐怖の超猿人」に登場。 地球征服を目論む猿人型異星人。かなりの怪力の持ち主であるほか、目から相手の脳波を狂わせる催眠光波を発射することや、一時的に自分の姿を消して敵の目をくらませることもできる。 モンキーランドで飼育されているゴールデンライオンタマリンに化け、そこで働く真山博士と助手の民子を操る。ゴーロン星の医学はかなり発達しており、脳波交換装置を用いて飼育係を身体は人間、脳は猿の猿人間(ゴリー)に変貌させる。全人類を猿人間化するという地球征服計画を見抜いたダンの脳にその内容を話した後、巨大化する。ウルトラセブンとの戦いでは怪力で締め上げるが、最後は手裏剣光線の連打を避け続けて疲れきったところへエメリウム光線を受け、粉砕される。 声:矢田耕司 スーツアクターは鈴木邦夫と記載しているものもあるが、書籍『ウルトラセブン研究読本』の第46話解説で、スーツアクターの山村哲夫は鈴木とともに怪獣ショーで東北を回っていたとして終盤の作品への参加を否定しており、同書ではゴーロン星人のスーツアクターも記載していない。その後、雑誌『特撮秘宝Vol.3』のインタビューで西京利彦が演じていたことが明らかになったほか、2016年に発見された制作日報でも、演技者が西京だと裏付けられた。 造形は東京美術センター内の円谷造形チームが担当したとされる。西京は着ぐるみの完成が撮影直前であったため、接着剤が乾いておらずシンナー中毒になったという。 第44話のロケーション撮影は名鉄グループとのタイアップとなっており、モンキーランドのシーンは日本モンキーセンターとのタイアップによって実現した。そのため、同話のオープニングには名古屋鉄道が協力としてクレジットされている。これにちなみ、2013年5月31日には『セブン』の放送45周年を記念して第44話のオリジナルフレーム切手が発売され、同年6月2日には同センターにて贈呈式が開催された。
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