「ウーンデッド・ニー占拠」とは? わかりやすく解説

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「ウーンデッド・ニー占拠」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 18:24 UTC 版)

レオナルド・クロウドッグ」の記事における「「ウーンデッド・ニー占拠」」の解説

1973年2月、オグララ・スー族やAIMが「ウーンデッド・ニー占拠抗議」を決行包囲軍は赤十字腕章白旗無視して銃撃加えてきた。レオナルド占拠加わり、メディスンマンとして儀式による霊的な支援行ったほか、従兄弟から習った機械修理電気工事技術生かし塹壕設営手製爆弾制作など、エンジニア取りまとめ担当した包囲軍は赤十字の旗も無視して銃撃加えてきた。レオナルドは銃で撃たれ負傷者伝統的なメディスン」で治療したレオナルドはこう述懐している。 「治療にはポケットナイフ伝統的なハーブ傷薬、そして祈り使ったヤマアラシの針、葉針麻酔をかけ、ポケットナイフ弾丸取り出し、鹿の腱で縫合した。……止血には速効性ホリネズミの砂を使う。……彼らは痛みを全く感じなかった。 私の治療白人それより予後がいいと、白人医者感心してくれた。」 この占拠中にレオナルド93年ぶりにこの地で4日間にわたってゴースト・ダンス」の儀式復活させた。「ゴーストダンス」は1890年1月曽祖父ジェロームが行って以来のことで、「この儀式の中で、死んでいったゴースト・ダンサーの声を聞いた」と語っている。 3月11日アメリカ連邦政府役人が4人「郵便検査官」と名乗って占拠地に潜入したレオナルド武装解除された彼らを食事もてなしインディアン歴史占拠の意味について講義した役人たちは脅えきっていて、失禁する騒ぎだった。後にこの一件が「公務執行妨害」として、レオナルド連邦訴追されることになる。 4月5日合衆国代理人ケント・フリッツェルとインディアンの間で、10要求のうち6つ呑まれ合意書報道陣の前で交わされた。レオナルドはこの場でこう述べた。 何百年か昔には、白人インディアン聖なるパイプ吹かしたものだ。今再びパイプを共に吹かす時が来た。パイプ儀式前に、私はの骨の笛を吹くだろう。大いなる神秘よ、我々には願いがある。幾日も我々はこの神聖なチャンクペ・オピ(ウーンデッド・ニー)にいた。グランド・ファーザー合衆国大統領)よ、私は今あなたに私の赤い民(インディアン)の加護を願う。 即日レオナルドラッセル・ミーンズ、トム・バッドコブ酋長、レイモン・ルビドー弁護士、ジュディ・ブリッドウェルと代表団組んでワシントンD.C.向かった。しかしニクソン大統領代表団会おうとせず、話し合い不調に終わった占拠地への合衆国攻撃激化する一方で、フランク・クリアウォーター、バディ・ラモントの2人インディアン死亡レオナルドは父ヘンリーと共に伝統的な儀式両者葬儀行った5月8日占拠解かれ146人の男女と共に投降手足を鎖で縛られ逮捕された。連邦は「占拠参加者逮捕しない」との協定を全く無視した

※この「「ウーンデッド・ニー占拠」」の解説は、「レオナルド・クロウドッグ」の解説の一部です。
「「ウーンデッド・ニー占拠」」を含む「レオナルド・クロウドッグ」の記事については、「レオナルド・クロウドッグ」の概要を参照ください。

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