昇華

デジタル大辞泉

しょう‐か〔‐クワ〕【昇華】

読み方：しょうか

［名］(スル)

１ 固体が、液体を経ないで直接気体になること。また、気体が直接固体になること。樟脳(しょうのう)・ナフタリン・ドライアイスなどでみられる。

２ 物事が一段上の状態に高められること。「作品への執念が芸術に—される」

３ 精神分析の用語。性的エネルギーが、性目的とは異なる学問・芸術・宗教などの活動に置換されること。

画像技術用語集

昇華

読み：しょうか
英語：sublimation

固体が直接気体になる現象．この現象を利用して，サーマルヘッドの熱により，染料がインクフィルム（染料ドナーシート）から受容層に転移する．

大車林

昇華

英語 sublimation

固体が液体の状態を経ずに直接気体に変わる現象。昇華に際して物質は周囲から一定の昇華熱を吸収する。また、その逆の変化を含めていうこともある。ひとつの物質において、一定温度の固体に対して特定の圧力(昇華圧)の気体は平行を保つが、気体の圧力がこの昇華圧より小さい場合は、昇華圧に達するまで昇華が進行する。常温、常圧では樟脳やドライアイスなどにおいて昇華の現象がよくみられる。

参照 気化、蒸発

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

短編小説作品名辞典

昇華

作者ジョン・アップダイク

収載図書メイプル夫妻の物語
出版社新潮社
刊行年月1990.10
シリーズ名新潮文庫

ウィキペディア

昇華

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/03/10 09:57 UTC 版)

昇華（しょうか、英: sublimation）

ウィキペディア小見出し辞書

昇華

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/04/05 03:06 UTC 版)

「精製」の記事における「昇華」の解説

固体の化合物を一度気体にしたのち再び固体として行う精製法。

昇華

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/07 18:21 UTC 版)

「水循環」の記事における「昇華」の解説

昇華とは、液体を経由せず、固体 - 気体間で状態変化する現象である。氷河では固体から気体への昇華が起こっている。また、気体から直接固体となる現象（霜、氷霧など）も含む。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

昇華

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 06:11 UTC 版)

名詞

昇 華（しょうか）

1. より価値の高いものに変化すること。
   • あれ、これと文学の敵を想定してみるのだが、考えてみると、すべてそれは、芸術を生み、成長させ、昇華させる有難い母体であった。（w:太宰治 『鬱屈禍』）
2. （化学）固体が液体を経ないで気体に変化すること。相変化のひとつ。あるいは逆に、気体が液体を経ないで固体に変化すること。
3. （心理学）社会では満たされない本能的衝動を、社会で価値のある活動欲求などに転化すること。

動詞

活用

サ行変格活用

昇華-する

翻訳

化学用語

• 英語: sublimination

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「 昇華」の例文・使い方・用例・文例

• アートに昇華してるところが素晴らしい
• 物質が直接固体から気体に変わる過程を昇華という。
• スポーツとは戦争を昇華させたものである.
• 硫黄が昇華したものを硫黄華とよんでいる.
• 彼は性欲を芸術の創作にまで昇華する術(すべ)を心得ていた.
• 昇華物
• 昇華ヨウ素
• 熱せられるとある種の塩は昇華する
• 水銀の白く有害な溶ける結晶の昇華物
• 第4期5、6歳から思春期までの時期で、性的興味は他の活動に昇華されると考えられている
• 昇華熱という潜熱
• 液体または固体から蒸発または昇華して発生する気体