'45~'50s アドニスなどとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > '45~'50s アドニスなどの意味・解説 

'45~'50s アドニスなど

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 16:32 UTC 版)

ゲイ雑誌」の記事における「'45~'50s アドニスなど」の解説

戦後間もなく、「奇譚クラブ」(1947年-75年曙出版)、「人間探究」(1950年5月-53年8月第一出版)、「あまとりあ」(1951年-55年あまとりあ社)、「風俗草紙」(1953年7月-54年日本特集出版)、「風俗科学」(1953年8月-55年第三文庫)、「裏窓」(1956年-65年久保書店)などのSMポルノ性科学扱った雑誌男女ものの作品混ざって男性同性愛男性写真男色小説時折取り上げられていた。また『第一読物』、『オール小説』、『探訪読物』などの文芸誌などにも、男娼出てくる作品載ることがあった。 時を同じくして、作家三島由紀夫らが所属したアドニス会」という戦後のゲイシーンの黎明期象徴する会員制同性愛サークル発足しており、1952年(昭和27年)9月10日には、日本初会員制ゲイ雑誌アドニス」が創刊された。これは男性同性愛扱った非合法不定期刊行物ミニコミ誌)で、1962年63号廃刊になるまで約10年続き別冊として小説集APOLLOアポロ)」と、会員による手記集「MEMOIREメモワール)」も刊行されている。初代編集長は上月竜之介だった。彼は「人間探究」の編集にも携わっていて、同誌編集部には同性愛者苦悩訴え投書届けられていたことから、それが彼にアドニス発刊決意させたとされる因みにアドニス会創会の告知人間探求誌上なされている。2代目編集長小説家中井英夫恋人でもあった田中貞夫で、中井英夫の他、歌人塚本邦雄三島由紀夫らも変名寄稿している。 1959年昭和34年)10月頃には大阪で「同好趣味の会」が創会されアドニスと同じ会員制同性愛誌「同好」も創刊されている(創刊年月日不明)。編集者保守派政治結社運動にも関わった毛利晴一で、最盛期には会員数が1,000人を数えた1968年頃に誌名同好から「清心」に改められている。

※この「'45~'50s アドニスなど」の解説は、「ゲイ雑誌」の解説の一部です。
「'45~'50s アドニスなど」を含む「ゲイ雑誌」の記事については、「ゲイ雑誌」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「'45~'50s アドニスなど」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「'45~'50s アドニスなど」の関連用語

'45~'50s アドニスなどのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



'45~'50s アドニスなどのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゲイ雑誌 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS