必須アミノ酸 アミノ酸スコアとその種類

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必須アミノ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/24 02:26 UTC 版)

アミノ酸スコアとその種類

日本で使われてきた必須アミノ酸のバランスを示すスコアは3種類ある。1957年のプロテインスコアアミノ酸スコアの1973年版、同じくアミノ酸スコアの1985年版、である。

プロテインスコアは、1957年にFAOがたんぱく質必要量の国際的基準として最初に発表したもので、幾度もの修正が加えられる前の古いスコアである。 アミノ酸スコアは、1973年にWHOとFAOが発表したものである。日本では1982年(昭和57年)の『日本食品標準成分表』の四訂[5]で採用されている。アミノ酸スコア1985年版は WHO/FAO/UNUの3者が発表したもので、1989年にFAO/WHO合同専門家会議により1985年版のスコアが妥当であるとされ現在広く用いられている[6]。2000年の『日本食品標準成分表』の五訂もこれを採用している。1973年版と1985年版との大きな違いは、大豆のアミノ酸スコアを前者は86、後者は100としていることである。 アメリカのFDAではさらに消化吸収率を考慮したPDCAASが採用されている。

動物の必須アミノ酸

動物の種類によって必須アミノ酸の種類は異なっている。例えば、

  • ネコにはタウリンを合成する酵素の活性が極めて弱いため、タウリンも必須栄養素となっている。
  • 成熟ラットイヌでは、人の必須アミノ酸9種にアルギニンを加えた10種。
  • トリでは、人の必須アミノ酸9種にグリシンを加えた10種。
  • 魚では、人の必須アミノ酸9種にアルギニンを加えた10種と知られていたが、近年タウリンも必須栄養素であることが分かった。

参考文献

  • 国際連合食糧農業機関 国際食糧農業協会訳・編集 『たんぱく質の品質評価 : FAO/WHO合同専門家協議報告』国際食糧農業協会 1992年 邦訳元 Protein Quality Evaluation, Report of the Joint FAO/Who Expert Consultation, 1991 ISBN 978-9251030974
  • 『タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告』日本アミノ酸学会監訳、医歯薬出版、2009年05月。ISBN 978-4263705681 邦訳元 Protein and amino acid requirements in human nutrition, Report of a Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, 2007
  • ホートン生化学 第5版第2刷 東京化学同人 2015年3月1日発行 ISBN 978-4-8079-0834-9

関連項目


  1. ^ 対象外物質評価書 ヒスチジン PDF - 食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会 2012年2月
  2. ^ 高畑尚之、颯田葉子 (2007). “アミノ酸とゲノム遺伝子の変容”. 日本栄養・食糧学会誌 60 (3): 131-135. doi:10.4327/jsnfs.60.131. https://doi.org/10.4327/jsnfs.60.131. 
  3. ^ FAO/WHO/UNU (2007年). “PROTEIN AND AMINO ACID REQUIREMENTS IN HUMAN NUTRITION (PDF)”. WHO Press. 2009年12月3日閲覧。, page 150
  4. ^ a b c d http://www.nal.usda.gov/fnic/foodcomp/search/
  5. ^ 「4回目の改訂」の意味。改訂回数を示す漢数字1文字と改訂を示す「訂」の文字を合わせた二字熟語としての表現によるこの短縮形が正式な業務用語(より狭義では行政用語)として使用されている。以下五訂なども同様である。
  6. ^ 『たんぱく質の品質評価 : FAO/WHO合同専門家協議報告』国際食糧農業協会訳


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