遺伝子発現と生化学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 02:06 UTC 版)
「タンパク質を構成するアミノ酸」の記事における「遺伝子発現と生化学」の解説
アミノ酸一文字表記三文字表記コドン真正細菌タンパク質中の存在率(%)&古細菌タンパク質中の存在率(%)&真核生物タンパク質中の存在率(%)&ヒトタンパク質中の存在率(%)&ヒトの必須アミノ酸‡アラニンA Ala GCU, GCC, GCA, GCG 10.06 8.2 7.63 7.01 - システインC Cys UGU, UGC 0.94 0.98 1.76 2.3 準必須アミノ酸 アスパラギン酸D Asp GAU, GAC 5.59 6.21 5.4 4.73 - グルタミン酸E Glu GAA, GAG 6.15 7.69 6.42 7.09 準必須アミノ酸 フェニルアラニンF Phe UUU, UUC 3.89 3.86 3.87 3.65 必須アミノ酸 グリシンG Gly GGU, GGC, GGA, GGG 7.76 7.58 6.33 6.58 準必須アミノ酸 ヒスチジンH His CAU, CAC 2.06 1.77 2.44 2.63 必須アミノ酸 イソロイシンI Ile AUU, AUC, AUA 5.89 7.03 5.1 4.33 必須アミノ酸 リシンK Lys AAA, AAG 4.68 5.27 5.64 5.72 必須アミノ酸 ロイシンL Leu UUA, UUG, CUU, CUC, CUA, CUG 10.09 9.31 9.29 9.97 必須アミノ酸 メチオニンM Met AUG 2.38 2.35 2.25 2.13 必須アミノ酸 アスパラギンN Asn AAU, AAC 3.58 3.68 4.28 3.58 - ピロリシンO Pyl UAG* - プロリンP Pro CCU, CCC, CCA, CCG 4.61 4.26 5.41 6.31 - グルタミンQ Gln CAA, CAG 3.58 2.38 4.21 4.77 - アルギニンR Arg CGU, CGC, CGA, CGG, AGA, AGG 5.88 5.51 5.71 5.64 準必須アミノ酸 セリンS Ser UCU, UCC, UCA, UCG, AGU, AGC 5.85 6.17 8.34 8.33 - トレオニンT Thr ACU, ACC, ACA, ACG 5.52 5.44 5.56 5.36 必須アミノ酸 セレノシステインU Sec UGA** - バリンV Val GUU, GUC, GUA, GUG 7.27 7.8 6.2 5.96 必須アミノ酸 トリプトファンW Trp UGG 1.27 1.03 1.24 1.22 必須アミノ酸 チロシンY Tyr UAU, UAC 2.94 3.35 2.87 2.66 準必須アミノ酸 終止コドン†- Term UAA, UAG, UGA - - - - - * UAGは通常はアンバー終止コドンであるが、PYLISエレメントが存在した場合ピロリシンがエンコードされる。 ** UGAは通常はオパール(またはアンバー)終止コドンであるが、SECISエレメントが存在した場合セレノシステインがエンコードされる。 † 終止コドンはアミノ酸ではないが便宜上挿入している。 ‡ 必須アミノ酸はヒトが体内で生合成できないアミノ酸であるため食事により摂取しなければならない。準必須アミノ酸は食事による摂取は必要ではないが、体内での生合成量が不足したときは十分な量を摂取しなければならない。 & 豊富なアミノ酸は、古細菌135種、細菌3775種、真核生物614種、ヒトプロテオーム(21006種)に基づいている。
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