地震観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 07:19 UTC 版)
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地震波を検出・記録しそのデータを解析して、震源の位置や発震時刻、地震の規模や断層の種類などを観測する。こうした観測は、震源過程の解析や地球内部構造の研究、地震災害を軽減する取り組みなどにも深く関わっている[1]。
日本では、気象庁や大学、関係省庁などが中心となって全国的な地震の観測を行なっている。地震計を複数地点に配置して24時間体制で観測を行うネットワークを地震観測網という。
深井戸を利用した観測
大都市の場合、地層の軟弱性や都市機能への影響などの問題から、大規模な地震観測を行うのは難しい。そのため、地震観測井と呼ばれる深さ100~200m程度の深井戸を掘って、そこに観測用の計器を設置して観測が行われる[2][3][4][5]。これを深井地震観測と呼ぶ[4]。防災科学技術研究所では、東京をはじめとする関東平野の各地にこうした深井戸を設置して観測を行っている[4]。
外部リンク
- ^ a b 第2版, 日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア,世界大百科事典. “地震観測とは” (日本語). コトバンク. 2021年12月29日閲覧。
- ^ “高感度地震観測”. 防災科学技術研究所. 2021年12月30日閲覧。
- ^ “地震観測井とは|掘削技術.COM|掘削エンジニアのための技術サイト”. drilling-technology.jpn.com. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c 小項目事典, ブリタニカ国際大百科事典. “深井地震観測とは” (日本語). コトバンク. 2021年12月29日閲覧。
- ^ “観測井 | 株式会社 日さく” (日本語). www.nissaku.co.jp. 2021年12月29日閲覧。
- 1 地震観測とは
- 2 地震観測の概要
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