原子量とは? わかりやすく解説

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げんし‐りょう〔‐リヤウ〕【原子量】

読み方:げんしりょう

質量数12炭素同位体12Cの質量12とし、そこから相対的に他の原子質量表した値。相対原子質量


原子量

読み方げんしりょう
英語表記atomic weight

記号A。炭素の同位体一つである12C(C-12炭素12)の質量を12.00000として他の天然同位体組成をもつ元素構成される原子相対的質量を表わした値。
      元素の1原子当たりの平均質量
原子量=―――――――――――――――――――
      12Cの1原子質量1/12
原子量(atomic weight )は、相対原子量(relative atomic weight)ともいい、これは炭素-12質量を12.000000として、天然同位体または同位体集合1つ元素平均的原子としたときの質量を原子量という。

原子量(げんしりょう)

炭素原子1個の重さ12としたときの、各原子比較的な重さを原子量という。

原子量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 08:16 UTC 版)

原子量(げんしりょう、: atomic mass)または相対原子質量(そうたいげんししつりょう、: relative atomic mass)とは、「一定の基準によって定めた原子質量[1]である。


  1. ^ a b 原子量、『理化学事典』、第5版、岩波書店。ISBN 978-4000800907
  2. ^ “IUPAC Gold Book” 外部リンク参照
  3. ^ molar mass constant The NIST Reference on Constants, Units, and Uncertainty. US National Institute of Standards and Technology. 2019-05-20. 2018 CODATA recommended values
  4. ^ すなわち試料ごとに異なる同位体存在比が年代測定法の原理や鉱物の産地特定にも利用されている


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原子量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 02:01 UTC 版)

モル質量」の記事における「原子量」の解説

元素 E の原子量 Ar(E) は、原子 E のモル質量 M(E)モル質量定数 Mu割ったものとして定義される。これは、原子 E の平均質量 ma(E)原子質量定数 mu割ったものに等しい。 A r ( E ) = M ( E ) M u = m ¯ a ( E ) m u {\displaystyle A_{\text{r}}(\mathrm {E} )={\frac {M(\mathrm {E} )}{M_{\text{u}}}}={\frac {{\overline {m}}_{\text{a}}(\mathrm {E} )}{m_{\text{u}}}}} 原子量 Ar(E)単位付けない単位が1の)無次元量である。原子量に単位 g mol−1 をつけたもの正確には、モル質量定数 Mu乗じたもの)は、モル質量等しい。原子量に単位 Da または u をつけたもの正確には、原子質量定数 mu乗じたもの)は、原子1個分の質量、すなわち原子平均質量等しい。 定義から明らかなように、原子量 Ar(E)原子のモル質量 M(E)実質的に同じものである。この二つの量はいつでも、モル質量定数乗除により互いに換算できる。 一方、その名に反して原子量 (atomic weight) と原子質量 (atomic mass) は区別されるべきものである。原子量は対象試料中の原質量平均(を mu除したもの)で与えられ天秤ばかり測定可能な量の物質を扱うのにより適したのである例え塩素の原子量は通常 Ar(Cl) = 35.45 であるが、原子質量が 35.45 u の塩素原子存在しない塩素原子を含む試料には原子質量が 34.97 u と 36.97 u の二種類塩素原子通常ほぼ 3 : 1個数比で含まれている。35.45 u はその数平均である。原子質量核種固有の値であるが、同位体存在比試料ごとに異なるので、原子量は試料ごとに異なる値をとる。 同位体存在比試料ごとに異なる、とはいうものの天然由来試料同位体存在比はほぼ一定であることが知られている。元素天然存在比基づいて算出された原子量は標準原子量呼ばれ、原子量表としてまとめられている。実用上は標準原子量試料の原子量として用いることが多い。例えば、天然由来試料塩素の原子量は 35.446 から 35.457 の範囲内にある。人の手入った市販化学物質塩素の原子量は、必ずしもこの範囲にはない。いずれの場合でも、より正確な原子量が必要なときには、質量分析法試料ごとに塩素の同位体存在比測定される

※この「原子量」の解説は、「モル質量」の解説の一部です。
「原子量」を含む「モル質量」の記事については、「モル質量」の概要を参照ください。

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原子量

出典:『Wiktionary』 (2021/07/23 13:39 UTC 版)

名詞

原子 げんしりょう

  1. 炭素12質量12とした、各原子質量

発音(?)

げ↗んし↘りょー

翻訳


「原子量」の例文・使い方・用例・文例

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