モル質量定数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 04:12 UTC 版)
モル質量定数(モルしつりょうていすう、英語: molar mass constant)はアボガドロ定数と原子質量定数の積[2]。 事実上 1 g/mol に等しい。原子量・分子量・式量にモル質量定数をかけると、いずれもモル質量になる。標準モル質量 (英語: standard molar mass) とも言う[3][4]。
注釈
- ^ この定義の中で、炭素12の原子は結合しておらず、静止しており、基底状態にあるものを基準とすることが想定されている。
- ^ a b 2019年以前の定義では、CODATA2014によるアボガドロ定数に 1.2×10−8 の不確かさが存在していた。
- ^ uからgへの単位の換算係数を u/g と表す。1 u = 1.660 539 066 60(50)×10−24 g であれば u/g = 1.660 539 066 60(50)×10−24 である。
- ^ 『原子量表 (2019)』において10桁以上の原子量が与えられているのは、F, Na, P, Cs の4元素だけである。
- ^ M と Mu の単位を g/mol とすると、 Mr の単位は g/mol/g/mol となり、これは1に等しい。
出典
- ^ a b c d CODATA Mu.
- ^ a b c グリーンブック (2009) p. 57.
- ^ グリーンブック (2009) p. 143.
- ^ a b Gold Book R05270.
- ^ a b SI 日本語版 (2019) pp.102-103.
- ^ CODATA M(12C).
- ^ CODATA mu.
- ^ CODATA u.
- ^ グリーンブック (2009) p. 104.
- ^ 原子量表 (2019).
- ^ 倉本 (2019) p. 199.
- ^ 卜部 1996, p. 72.
- ^ 日本化学会 (2020).
- ^ 卜部 1996, p. 69.
- ^ 倉本 (2019) p. 198.
- 1 モル質量定数とは
- 2 モル質量定数の概要
- 3 相対モル質量とモル質量
- 4 脚注
- 5 関連項目
- モル質量定数のページへのリンク