化合物のモル質量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 02:01 UTC 版)
化合物のモル質量は、要素粒子を構成する原子の標準原子量の総和として分子量あるいは化学式量を求め、これにモル質量定数 1 g mol−1 をかけることにより得られる。 M(NaCl) = (22.99 + 35.45) × 1 g mol−1 = 58.44 g mol−1 M(C12H22O11) = (12 × 12.01 + 22 × 1.008 + 11 × 16.00) × 1 g mol−1 = 342.3 g mol−1 化合物分子式 X組成式 Y分子量 Mr(X)式量 Mr(Y)モル質量 M(X), M(Y)水H2O 18.02 18.02 g mol−1 塩化水素HCl 36.46 36.46 g mol−1 二酸化炭素CO2 44.01 44.01 g mol−1 五酸化二リンP4O10 0 P2O5 283.9 0 141.9 283.9 g mol−1141.9 g mol−1 水酸化ナトリウム NaOH 40.00 40.00 g mol−1 塩化カルシウム CaCl2 111.0 111.0 g mol−1 硫酸アルミニウム Al2(SO4)3 342.2 342.2 g mol−1 二酸化ケイ素 SiO2 60.08 60.08 g mol−1 五酸化二リンは、P4O10 を要素粒子とすることもあれば、P2O5 を要素粒子とすることもある。前者は分子、後者は化学式単位である。どちらを要素粒子に指定するかで五酸化二リンのモル質量は変わる。
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