てき‐おう【適応】
適応
適応
【概要】 反対語は「禁忌」。薬が製造承認後に市販されるためには、薬価基準に収載され保険医薬品として認められる必要がある。この保険上認められた効能が「適応症」である。「適応」は、添付文書上、「効能・効果」として記載されている。これは、承認申請において臨床試験で特定の疾患を対象として実施された治験のデータに基づいている。
【詳しく】 保険レセプト請求に際しては、患者の病名と処方薬が保険上認められた適応症や用法・用量が一致しなければならない。これに反した場合には減額査定される。現実にはMAC症におけるリファンピシンの使用は審査上で黙認されている。MAC症の適応がある薬剤は少ないからである。

適応
【概要】 反対語は「不適応」。人と、その人を取り巻く人や物、社会などの環境とが、その人にとって有用なものとして機能している状態を示す。障害の有無や、問題の有無ではなく、障害や問題がある状態でも、その人が、周囲の人や物、環境などと有機的な関わりを持っていることを示す言葉。
《参照》 不適応、 医療ソーシャルワーカー

適応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/17 04:52 UTC 版)
適応 (てきおう、英: Adaptation)は、何らかの状況にふさわしいことや合致していることを指す言葉で分野ごとに異なった用法で用いられている。
- 適応 (生物学) - 生物学・生態学において適応とは、生物種がある環境のもとで生活するのに有利な形質を持っていること、あるいは生存や繁殖のために有利な形質を持っていることを言う。
- 制御工学では、制御対象の特性が未知または予測不可能で最適な制御パラメータを事前に決定できない場合、実際の制御時に特性を検出し、それに応じて制御パラメータを変えることを適応という。コンピュータにおける適応とは通常この意味だが、例外として、遺伝的アルゴリズムでは生物学と同じ意味で適応という言葉を使う。
- 心理学における適応とは、一般的な社会生活を問題なく送れること。適応障害も参照のこと。
- 生理学や心理学では順応と訳されることもある。暗順応を参照のこと。
- 適応 (医学) - 英語: indication。医療分野において行われる医療行為の正当性、妥当性。
- 適応 -Coexistence- - 宇賀那健一監督映画『異物 -完全版-』の一編。
適応
「適応」の例文・使い方・用例・文例
- これらの木は東京の湿気の多い気候によく適応している
- 彼らは都会での生活に適応した
- それが思いもよらない程の適応能力を備えている
- 彼は適応障害の兆候を示した。
- 環境への適応性
- 多重共役適応光学の解析
- どんな治療にも健康保険が適応されるわけではない。
- 違いに適応できる
- 新たな知識を身に付ける能力と、新たな方式、ルール、規制、そして環境に適応する能力
- 新しい現実に適応する
- 新しい技術を学び、新しい環境に適応する能力
- アメリカの生活に適応させるために顧客に助言すること
- 受取人は取扱いに適応される全ての法律と規制を遵守しなければならない。
- この価格は現在も適応されますか?
- 私はそれに上手く適応していない。
- 彼が新しい学校に適応するまで時間はかからなかった。
- それはどちらに適応しますか?
- 段階的に適応する
- 彼女はいつも新しい環境に適応した。
適応と同じ種類の言葉
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