添付文書とは? わかりやすく解説

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添付文書

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【概要】 添付文書は医薬品に必ず添付することが薬事法52条に定められている公文書医療従事者適正な薬物療法を行う際に必要な製薬企業作成した医薬品基本的情報源である。 

【詳しく】 現在の記載順は、同一書式をとることになっていて「警告」、「禁忌」が最初で、相互作用については、「併用禁忌」と「併用注意」にわけて、可能な限り形式とされている。つまり臨床症状措置方法機序危険因子記載されている。特に、重要な副作用や相互作用データは、市販後の組み合わせ広範な患者経験として意味がある。 多く場合医師直接手渡されることは稀であり、薬局保存されていることが多い。医師始めて処方するや、久しぶり処方する場合は、最新の添付文書を取り寄せて参照する必要がある。 

【URL】http://www.info.pmda.go.jp/info/pi_index.html

《参照》 副作用


添付文書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 02:54 UTC 版)

添付文書(てんぷぶんしょ、: Package insert[1]は、医薬品医療機器医薬部外品化粧品において、警告や使用上の注意、品目仕様、その他の重要事項を記載した、医薬品の使用者医師薬剤師向けの製品情報を記載した書面である。


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添付文書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 17:54 UTC 版)

イレッサ訴訟」の記事における「添付文書」の解説

2002年7月第1版の添付文書の「重大な副作用」の4番目に「間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎あらわれことがあるので,観察十分に行い,異常がみとめられ場合には,投与中止し,適切な処置を行うこと」と記載されていた。2002年10月15日、国の指示により添付文書が第3版改訂された。

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添付文書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/19 00:32 UTC 版)

授乳危険度分類」の記事における「添付文書」の解説

アメリカ食品医薬品局(FDA)の新規PLLR(Pregnancy and Lactating labeling Rule)による添付文書形式採用している場合、添付文書 8.2 Lactatiion の節に記載される

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添付文書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:14 UTC 版)

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の記事における「添付文書」の解説

医薬品および医療機器は、原則として当該製品に、警告禁忌禁止使用上の注意品目仕様操作方法包装単位などを記載した文書添付しなければならない。これを「添付文書」という。

※この「添付文書」の解説は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の解説の一部です。
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