慣性力とは? わかりやすく解説

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かんせい‐りょく〔クワンセイ‐〕【慣性力】

読み方:かんせいりょく

慣性系に対して加速度運動をしている座標系の中で、物体運動現れる見かけ上の力。例えば、カーブを曲がる車の中にいる人を外側傾けさせる力など。慣性抵抗


慣性力

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慣性力

英語 inertia force

質量加速度の積が慣性力となる。質量のあるものは力が加わらないかぎり同じ状態を保とうとする。例えば、止まっているといつまで静止続け運動している物体はその運動方向等速動きつづけようとする。この状態を変化させるには物体に力を加え加速度生じさせることが必要になるまた、円運動における慣性力が遠心力である。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

慣性力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/02 02:23 UTC 版)

慣性力(かんせいりょく、: inertial force)または見掛けの力(みかけのちから、: fictitious force)は、非慣性系から見た運動を記述する運動方程式に現れるである。


  1. ^ 慣性系から加速している観測者側の非慣性系への座標変換を施すことで慣性力が求められる。


「慣性力」の続きの解説一覧

慣性力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/18 15:52 UTC 版)

オイラー力」の記事における「慣性力」の解説

回転座標系における慣性力は他に、回転中心から外に向かって働く遠心力物体速度比例するコリオリの力がある。

※この「慣性力」の解説は、「オイラー力」の解説の一部です。
「慣性力」を含む「オイラー力」の記事については、「オイラー力」の概要を参照ください。


慣性力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:55 UTC 版)

慣性」の記事における「慣性力」の解説

物体ニュートンの運動方程式に従って運動するのは、その物体を慣性系から見た場合だけである。観測者非慣性系にいる場合、すなわち観測者慣性系に対して加速もしくは回転もしくはこの両方をしている場合には、慣性系から観測した場合見られる力の他に、観測者運動依存した見掛け上の力が働く。この見掛けの力(英: fictitious force)を慣性力(英: inertial force)という。慣性力を導入することによって、非慣性系においてもニュートンの運動方程式用いて物体運動記述することができる。非慣性系での運動慣性系同じようニュートンの運動方程式用いて記述できることは、ダランベールの原理によって保証される。 慣性力とそれ以外の力を区別するには、運動量保存する系を知っている必要がある作用反作用の法則によれば真の力には必ず反作用が伴うが、慣性力には反作用加えられる物体存在しないため、反作用存在によって慣性力とそれ以外区別することができる。 慣性力は、慣性系対す観測者座標系並進的な加速よるものと、慣性系対す観測者座標系回転よるものとに大別できる。一般の慣性力は観測者座標系慣性系対す並進運動回転運動組み合わせによって説明される観測者座標系並進的な加速よるもの座標系加速度反対方向に、この加速度大きさと各物体質量との積の大きさの慣性力が観測される観測者座標系回転よるものこれはさらに3つ分類できる遠心力座標回転中心から離れる向きに働く力として観測される大きさは、物体質量を m、座標系回転角速度を ω、物体回転中心との距離を r、観測者から見た物体速さを v とすると、mrω2 もしくは mv2/r と表されるベクトルでは回転中心からの回転座標系における位置を r とし、回転座標系慣性系対す角速度を ω とすれば F = − m ω × ( ω × r ) = m ω 2 r − m ω ( ω ⋅ r ) {\displaystyle {\boldsymbol {F}}=-m{\boldsymbol {\omega }}\times ({\boldsymbol {\omega }}\times {\boldsymbol {r}})=m\omega ^{2}{\boldsymbol {r}}-m{\boldsymbol {\omega }}({\boldsymbol {\omega }}\cdot {\boldsymbol {r}})} となる。 コリオリの力観測者観測する物体運動と直角をなす方向回転反時計回りなら物体速度ベクトルに対して右向き時計回りなら左向き)に働く力として観測される先ほど文字加え回転中心からの回転座標系における速度を v として、 F = − 2 m ω × v {\displaystyle {\boldsymbol {F}}=-2m\,{\boldsymbol {\omega }}\times {\boldsymbol {v}}} と表されるオイラー力座標回転角速度変化による慣性力)回転中心から見た物体位置ベクトル垂直な方向に働く力として観測される反時計回り加速する中心から見て右向きに、時計回り加速する左向きに働く。角速度変化大きいほど大きい慣性力が観測される。同じ記号用いて、 F = − m d ω d t × r {\displaystyle {\boldsymbol {F}}=-m{\tfrac {d{\boldsymbol {\omega }}}{dt}}\times {\boldsymbol {r}}} と表される

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慣性力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 00:54 UTC 版)

名詞

慣性かんせいりょく

  1. 物体加速している際に、その物体に付随している立って見たときに物体が受ける

下位語

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