慣性半径
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 13:54 UTC 版)
慣性半径(かんせいはんけい、en:Radius of gyration)とは、ある回転軸回りの物体の、ある1点にその物体の全ての質量を集めても、その物体の元の質量分布での慣性モーメントと変わらない、点と回転軸との距離として定義される半径。
数学的表現
数学的には、慣性半径は物体の各微小領域の、回転軸ないしは重心[1]との距離に対する二乗平均平方根距離となる。点質量と回転軸との垂直距離と考えてもよい。また、動く点の軌跡を物体として捉える事もでき、その場合にはその点がどのくらい移動したかを表現する代表的な指標として利用することも出来る。
n個の粒子からなる物体を考える。それぞれの粒子の質量を
- 慣性半径のページへのリンク