イスラム革命
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イラン革命(1979年) - イスラム共和制を樹立。 スーダンのイスラム化(1989年 - 1999年) - イスラム原理主義組織民族イスラーム戦線(NIF)と協力したクーデターでバシール政権が成立。イスラム化政策を実行。一時ウサーマ・ビン・ラーディンを保護。しかし1999年にNIFと決裂した。 アルジェリア内戦(1991年 - 2002年) - 選挙でイスラム原理主義政党イスラム救国戦線(英語版) (FIS)政権が成立するところだったが軍部がクーデターで阻止。10年以上に及ぶ内戦となった。 ターリバーン政権(1996年 - 2001年、アフガニスタン) - ほぼ全土を掌握したが承認国はごく少数だった。共産政権最後の大統領ナジーブッラーを、性器を切断して引きずり回し死体を吊るした。アルカーイダと結んでバーミヤーン大仏爆破事件を起こし、アメリカ同時多発テロ事件に関わる。事件後のアフガニスタン戦争で崩壊。 イスラム法廷連合のモガディシュ制圧(2006年、ソマリア南部) - 2006年5月、ソマリアでイスラム原理主義勢力イスラム法廷連合(その後イスラム法廷会議)が首都モガディシュを含む南部一帯を制圧。アメリカの意を受けたエチオピアの軍事介入で2006年12月に首都から撤退。 ハマース政権の成立(2006年、パレスチナ)とガザ制圧(2007年、ガザ) - パレスチナ自治政府の選挙でイスラム原理主義組織ハマースが政権を獲得。翌年の自治政府分裂で、ガザ地区はハマースの支配下で事実上イスラム国家に。 シリア内戦(2011年から) - アラブの春の1つの民主化運動として始まったが、アル=ヌスラ戦線などアルカーイダ系武装勢力の活動でイスラム革命の様相を呈す。ロシアやイランの援助を受けたアサド政権の反撃と、欧米諸国の不作為があって押さえ込まれつつある。国土の一部はISILが実効支配している。 マリ北部紛争(2012年 - 2013年) -北部の民族主義勢力が マリ北部を占拠、アザワド独立を宣言。直後にアンサール・アッ=ディーンなどイスラム原理主義勢力が乗っ取った。世界遺産トンブクトゥ歴史地区のイスラーム指導者の聖廟を、偶像崇拝の禁止を理由に破壊した2013年1月にフランスの軍事介入で退却。 ISILの建国(2014年、イラクとシリア) - アルカーイダから破門された過激派組織ISILがシリアからイラクに侵攻。イラクのスンニ派地域の大部分を占拠。イラクとシリアの占拠地域を合わせて、国家の建国と指導者バグダーディーのカリフ就任を宣言。
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