テロ組織への支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:34 UTC 版)
「イスラム革命防衛隊」の記事における「テロ組織への支援」の解説
米国財務省は、イスラム革命防衛隊の支援を受けたことのある幾つかのテロ組織として、ヒズボラ、ハマス、パレスチナのイスラーム聖戦(PIJ)、パレスチナ解放人民戦線総司令部、タリバンなどを挙げている。 米国財務省の報告書では、テロ組織に支援を与えたとして、いずれも革命防衛隊の高級将校であるHushang Alladad、Hossein Musavi、Hasan Mortezavi、Mohammad Reza Zahediの4人を名指ししている。Hushang Alladadは革命防衛隊の主計将校で、ヒズボラ、ハマス、PIJなどのテロ組織への財政支援を個人的に管理していたと指摘されている。Hossein Musavi将軍とHasan Mortevazi大佐はタリバンに対する財政的・物的支援を与えたと米国は主張している。革命防衛隊のレバノン地区司令官 Mohammad Reza Zahediはイランからヒズボラへの支援において重要な役割を果たしたと米国は主張している。米国財務省によると、Zahediはヒズボラおよびシリア情報機関との間の連絡将校の役割を果たしたほか、ヒズボラが関わった武器取引にも関与したとされる。 米国財務省の報告書では、更に続けて、革命防衛隊がテロ組織を支援する手法の詳細も述べている。それによると、「イラン政府は、その外交目標を達するために、イスラム革命防衛隊や、同隊に属するゴドス軍も使っている。諜報活動の隠蔽や、テロ組織・反乱組織への支援などを提供するための、表面上は合法的な活動を行っている。これらの活動にはイラク、アフガニスタン、レバノンに対する経済的投資、再建、その他の形での支援も含まれ、革命防衛隊およびイラン政府のために活動する、あるいはこれらを代表する、あるいはこれらが所有するか支配する会社や組織によって実施されている。」
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