Aero
別名:Windows Aero
Aeroとは、Microsoftのオペレーティングシステム(OS)である「Windows Vista」で採用されたグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の名称である。
Aeroの最大の特徴としては、ウィンドウの透過表示を実現する「Aero Glass」を挙げることができる。Aero Glassでは、ウィンドウの枠やメニュー表示の部分を曇りガラスのような半透過状態で表示し、見た目の美しさとともに、デスクトップ上でウィンドウが重ねられた下の部分を把握しやすくしている。
また、「Windowsフリップ 3D」などの機能では、3D表示が可能となっている。Windowsフリップ 3Dはウィンドウを切り替えるショートカットキー(Alt+Tab)で利用できる機能であり、開いている複数のウィンドウを立体的に重ねて表示することができる。なお3Dではない通常の「Windowsフリップ」ではウィンドウのサムネイルが表示される。
スタートメニューには検索バーが搭載され、パソコン内のアプリケーションやドキュメントファイル、電子メールなどの多様な情報を、インクリメンタルサーチによってすばやく検索・実行することができるようになっている。また、WordやExcelで扱われるドキュメントは、アプリケーションを個別に起動しなくてもエクスプローラ上でプレビュー表示させることができる。
なお、Windows Vistaでは「Aero」の他にいくつかのユーザーインターフェースが用意されており、ハードウェアに満足な描画スペックがない場合や、使い慣れた旧来のWindowsの操作感で使用したい場合などは、Aero以外の表示が利用される。また、Windows Vistaの下位エディションであるWindows Vista Home BasicにはAeroが搭載されていない。
Windows Vistaの後継OSとなる「Windows 7」にも、Aeroが採用される。新たな機能として、「Aeroシェイク」や「Aeroスナップ」、「Aeroプレビュー」といった機能が利用可能となっている。
※Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
参照リンク
Microsoft Windows Vista: 直観的な操作感 - (Microsoft)
Aero
.aero
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 00:54 UTC 版)
.aero(ドット エアロ)はスポンサー付きトップレベルドメイン(sTLD)の一つ。このドメインは最初の、一つの産業のためのトップレベルドメインで、航空関連企業のために予約されている。このドメインは2002年に作られ、SITA(=国際航空通信共同体)によって運営されている。また、SITAに設立・運営されているDot Aero Councilで、.aeroの方針が策定されている。
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