Normanton Incidentとは? わかりやすく解説

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ノルマントン号事件

(Normanton Incident から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/16 21:40 UTC 版)

ノルマントン号事件(ノルマントンごうじけん、英語: Normanton Incident)とは、1886年明治19年)10月24日イギリス船籍の貨物船、マダムソン・ベル汽船会社所有のノルマントン号(Normanton、正式な表記は「ノーマントン」[要出典])が、紀州沖で座礁沈没した事から始まった紛争事件である。日本人乗客を見殺しにした疑いで船長の責任が問われたものの不問となり、船長らによる人種差別的行為と不平等条約による領事裁判権に対する国民的反発が沸き起こった。


注釈

  1. ^ うち3人は凍死しており、上陸後に埋葬された。田中(1990)p.444
  2. ^ 井上清『条約改正』(1955)では日本人乗客数を23名としている。また、イギリス人船員38名とインド人給仕1名のうち助かったのは、ドレーク、イギリス人水夫25名、給仕のインド人の計27名で、水夫のうち13名は水死したと記している。さらに、沈没したのは10月25日午前1時ごろ、ドレークが串本にこぎつけて救助されたのはその日の朝9時ごろとしている。井上(1955)p.39
  3. ^ 「白痴瘋癲(はくちふうてん)」とは馬鹿で気が狂っていること。
  4. ^ 歌詞中「奴隷鬼」は船長ドレークの名をもじったものである。家永(1977)p.103

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