Mk_81_(爆弾)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Mk_81_(爆弾)の意味・解説 

Mk 81 (爆弾)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 08:51 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Mk.81 通常爆弾
A-4F スカイホークに搭載されるMk.81 スネークアイ
種類 低抵抗通常爆弾
原開発国 アメリカ合衆国
開発史
開発者 ダグラス・エアクラフト
エド・ハイネマン
開発期間 1940年代
諸元
重量 262lb(119kg)
全長 74in(1,880mm)
直径 9in(229mm)

弾頭 トリトナール
炸薬量 96lb(44kg)
テンプレートを表示

Mk.81Mark 81、マーク81)は、ダグラス・エアクラフト社が開発した航空機搭載爆弾アメリカ軍が制式化しているMk.80シリーズの低抵抗通常爆弾(Low-Drag General-Purpose bomb, LDGP)としては最も小さく、重量250ポンド(113kg)クラスのモデルとなる。ファイアクラッカー(爆竹)とも呼ばれており、通常は、単体で無誘導爆弾として投下される。

開発と展開

1950年代アメリカ軍が開発し、最初にベトナム戦争で使用された。この爆弾は、44kgのコンポジション H6英語版ミノール英語版トリトナール爆薬鋼鉄の筐体で構成されている。しかしながら、Mk.81の威力は戦術的な使用に不十分であることがわかり、生産はすぐに中止された。今でも残っているのは他国で製造された、この兵器ライセンス生産品やデッドコピーである。

JDAMの一環として、Mk.81爆弾にGPS誘導機能を付加して誘導爆弾としたGBU-29は、他の大口径の爆弾と比べて巻き添え被害を下げることを期待されていたが、小直径爆弾(SDB)の開発により、中止された[1]

発展型

MK.81 スネークアイ
Mk.14 TRD(Tail Retarding Device)を装備して抗力を増やし滞空時間を長くしたもの。これにより、低高度での爆撃が可能となった。
GBU-29
Mk.81にJDAMキットを装備したもの。中止された[1]

出典

  • Tom, Gervasi (1981). Arsenal of Democracy II: American military power in the 1980s and the origins of the new cold war with a survey of American weapons and arms exports. Volume 2 (Paperback ed.). London, United Kingdom: The Book Service (TBS) Ltd. ISBN 978-0-394-17662-8. 
  • 南アフリカ空軍の公式サイト
  1. ^ a b GBU-29 Joint Direct Attack Munition (JDAM)”. GlobalSecurity.org. 2010年10月13日閲覧。

関連項目

外部リンク


「Mk 81 (爆弾)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Mk_81_(爆弾)」の関連用語

Mk_81_(爆弾)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Mk_81_(爆弾)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMk 81 (爆弾) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS