小直径爆弾とは? わかりやすく解説

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小直径爆弾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 22:16 UTC 版)

小直径爆弾(しょうちょっけいばくだん、Small Diameter Bomb, SDB)は、アメリカ合衆国製の航空爆弾の一種である。20世紀末から開発が始められ、2009年にはすでに米軍により戦争で使用されている。SDBには"GBU-39/B"と"GBU-40/B"が存在しており、いずれも細長い弾体に展張式の翼を備えた滑空式の誘導爆弾である[1]


注釈

  1. ^ "GBU-39/B"では弾体は直径19cm、長さ180cm、重量119kgである。細く強固な弾頭部で、厚さ6フィート(約183cm)までのコンクリートも貫通するとされる。比較的後になってから開発されたとされる"Swing Wing Adapter Kit"と呼ばれる菱形(といっても後翼はほとんど左右が一直線になっているが)の翼によって、最大90海里(約111km)滑空するという
  2. ^ BRU-61/Aキャリッジ2基を使用すれば、F-22ラプターの中央のウェポン・ベイに最大8発のSDBが搭載できる
  3. ^ "GBU-39/B"のCEP(半数必中界)は5-8m程度とされ、ディファレンシャル信号を加えればさらに向上するとされる
  4. ^ "GBU-39/B"の単価は約4万USドルだとされる

出典

  1. ^ a b c d e 野木恵一著 『DIME「高密度不活性金属爆薬」の真実』、軍事研究2009年5月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
  2. ^ 青木謙知著 『ボーイングの新型誘導爆弾トリオ』、軍事研究2009年8月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー


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