collocation
「collocation」とは・「collocation」の意味
「collocation」とは、言語学において、自然な文脈で一緒に現れることが多い単語の組み合わせを指す。これらの単語は、意味的に関連していることが多く、一緒に使われることで文の意味が明確になる。例えば、「強い雨」や「速い車」のように、形容詞と名詞が組み合わされた表現が典型的なcollocationである。「collocation」の発音・読み方
「collocation」の発音は、英語では /kɒləˈkeɪʃən/ であり、カタカナ表記では「コロケイション」となる。日本人が発音する際には、「コロケーション」と読むことが一般的である。「collocation」の定義を英語で解説
A collocation is a combination of words that frequently appear together in a natural context. These words are often semantically related and help to clarify the meaning of a sentence. Typical examples of collocations include adjective-noun combinations, such as ""heavy rain"" or ""fast car.""「collocation」の類語
「collocation」の類語には、「word combination」や「lexical combination」がある。これらの言葉も、言語学において一緒に現れることが多い単語の組み合わせを指す。「collocation」に関連する用語・表現
「collocation」に関連する用語や表現には、「idiom」(慣用句)や「phrasal verb」(句動詞)がある。これらも、特定の単語が一緒に使われることで独自の意味を持つ表現であるが、「collocation」とは異なり、より固定的な形で使われる。「collocation」の例文
1. English learners should study common collocations to improve their fluency.(英語学習者は、流暢さを向上させるために一般的なcollocationを学ぶべきである。) 2. The collocation ""make a decision"" is more natural than ""do a decision.""(「make a decision」というcollocationは、「do a decision」よりも自然である。) 3. Some collocations are culture-specific and may not have direct translations in other languages.(一部のcollocationは文化固有であり、他の言語では直接的な翻訳が存在しないことがある。) 4. Using appropriate collocations can make your writing sound more native-like.(適切なcollocationを使うことで、ライティングがよりネイティブらしくなる。) 5. Collocations can vary between different dialects of a language.(collocationは言語の異なる方言間で変わることがある。) 6. Some collocations are formed by a verb and a preposition, such as ""look after.""(一部のcollocationは、動詞と前置詞によって形成される。例えば、「look after」。) 7. It's important to be aware of collocations when learning a new language.(新しい言語を学ぶ際には、collocationを意識することが重要である。) 8. The collocation ""take a shower"" is more common in American English, while ""have a shower"" is more common in British English.(「take a shower」というcollocationはアメリカ英語でよく使われ、一方で「have a shower」はイギリス英語でよく使われる。) 9. Some collocations can be used in both formal and informal contexts.(一部のcollocationは、フォーマルな文脈でもインフォーマルな文脈でも使うことができる。) 10. Knowing a wide range of collocations can help you express yourself more accurately and effectively.(幅広いcollocationを知っていることで、より正確かつ効果的に自分自身を表現することができる。)共起
別名:コロケーション
【英】collocation
共起とは、自然言語処理の分野において、任意の文書や文において、ある文字列とある文字列が同時に出現することである。
例えば、選挙に関する話題の中では、「選挙」という言葉と「出馬」という言葉などは、同時に出現する場合が比較的多い。このとき、コーパス(膨大な量の言語資料)からコロケーションを抽出することを「単語共起表現の抽出」などと呼ぶ。どのような基準に基づき、コロケーションと見なすか、ということに関しては「相互情報量」「z スコア」「対数尤度比」などの方法がある。
また、N-gramモデルなどの言語モデルの場合は、文字列の共起頻度を単語単位ではなく、任意のN-gram単位で集計するので、このようにして集計された共起関係は、必ずしも単語同士のものではない。
なお、あるキーワードと同時に出現するキーワード同士を突き詰めることによって、同じキーワードの「表記揺れ」を得ることを試みる研究などもある。
連語
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連語(れんご、英: Collocation)とは、一般に、複数の単語からなるが、まとまった形で単語と同様に用いられる言語表現をいう。言語学ではいくつかの異なる意味で用いられる用語である。
- 広い意味では慣用句も含まれるが、通常は文脈によらず一定の意味を持つ一連の語を「慣用句」と呼び、それ以外の文法的機能などを示すものを「連語」と呼ぶ。たとえば次のような例がある。
- コーパス言語学では、有意に高い確率で共起する語の組み合わせを「連語」という。これには(1)の意味の「連語」や一部の慣用句などを含みうるが、別の概念である。
- ソヴィエト・ロシア言語学でいうсловосочетание(語結合)の訳語として「連語」を用いることがある。
参考文献
- 『日本語文法・連語論(資料編)』(言語学研究会編、鈴木重幸、鈴木康之責任編集、1983年,ISBN 978-4-8384-0106-2) 上記(3)の意味での「連語」における主要な研究文献。
関連項目
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