アビアンカ航空
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設立 | 1919年 | |||
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ハブ空港 | エルドラド国際空港 | |||
焦点空港 | ボゴタ、メデジンなど | |||
マイレージサービス | LifeMiles | |||
会員ラウンジ | Avianca VIP lounges | |||
航空連合 | スターアライアンス | |||
親会社 | Avianca Holdings S.A. | |||
保有機材数 | 110機(2019年4月30日現在) | |||
就航地 | 114 | |||
本拠地 | コロンビア ボゴタ | |||
代表者 | Fabio Villegas Ramírez, CEO | |||
外部リンク | https://www.avianca.com/ |

アビアンカ航空(アビアンカこうくう、AVIANCA、Aerovías del Continente Americano[1])は、コロンビアの航空会社で、同国のフラッグキャリア。
歴史
- 1919年12月5日、「SCADTA」社として創設された。現存する航空会社としてはオランダのKLMオランダ航空に次いで世界で2番目に古い航空会社であり、南北アメリカ大陸においては最古の航空会社である。
- 1920年9月5日、ユンカースF.13を使用して、バランキージャで郵便飛行を開始した。
- 1920年10月20日、マグダレナ川に沿って、コロンビア内陸部への飛行を行った。
- 1920年代半ばまでに、ベネズエラ、米国への国際線の運航を開始した。
- 1940年代初頭、株式をパンアメリカン航空に売却した。
設立
- 1940年6月14日、コロンビアの地域航空会社SACOと合併し、新しいAerovías Nacionales de Colombia S.A.、Avianca航空を設立した。
- 1946年、ダグラスDC-4を使用して、キト、リマ、パナマシティ、マイアミ、ニューヨーク市、ヨーロッパへのフライトを開始した。
- 1951年、ロッキード・コンステレーションを導入。
- 1961年、国際線を運航するためにボーイング707を2機リース導入した。
- 1976年、ボーイング747-100を導入。
- 1994年、地域航空会社SAM、ヘリコプター運航会社ヘリコルと合併した。
- 1998年12月10日、ボゴタに新しいハブ空港を正式に開設。
- 2004年12月10日、破産法第11条に基づく破産保護を申請した。
- 2005年2月28日、新しいロゴと塗装を発表した。
- 2006年、破産から13か月間で6,300万米ドルの資金を調達し、大規模な再編プロセスを終了した。あわせて、会社の正式名称が、Aerovías Nacionales de Colombia(コロンビア国営航空)からAerovías del Continente Americano(アメリカ大陸の航空)に変更された。
- 2009年、TACA航空と経営統合することが発表された。
- 2010年、TACA航空との経営統合でアビアンカ・ホールディング(Avianca Holdings, S.A.)を形成。
- 2010年11月10日、スターアライアンスへの加盟を発表[2]。
- 2012年6月21日、TACA航空と共に、スターアライアンスに正式加盟した[3]。
- 2019年3月1日、アビアンカエクスプレスという子会社を立ち上げ、コロンビア国内の短距離地域便をATR-72で運航した。
- 2020年5月、新型コロナウイルスの世界的流行により、連邦倒産法第11章の適用をニューヨーク南部連邦地裁に申請した[4]。負債総額は2019年末時点で49億米ドルとなった[5]。
機材
現在の保有機材
アビアンカ航空向けに製造したボーイング製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は59で、727-259、747-259Bなどとなる。
機材 | 運用中 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||||
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C | W | Y+ | Y | 合計 | ||||
エアバスA319-100 | 7 | - | - | 12 | 48 | 84 | 144 | |
エアバスA320-200 | 67 | - | - | 12 | 60 | 108 | 180 | |
エアバスA320neo | 37 | 88[7] | - | 12 | 60 | 108 | 180 | 50機のオプション付き[8] |
- | - | 188 | 188 | |||||
ボーイング787-8 | 16 | - | 28 | - | - | 222 | 250 | |
32 | 259 | 291 | ||||||
計 | 127 | 88 |
過去の保有機材
- エアバスA318-100
- エアバスA321-200
- エアバスA321neo
- エアバスA330-200/300
- ATR 72-600
- ビーチクラフト スタッガーウィング
- ボーイング247D
- ボーイング707-120/320
- ボーイング720
- ボーイング727-100/200
- ボーイング737-100
- ボーイング747-100/100SF/200M
- ボーイング757-200
- ボーイング767-200ER/300ER
- ボーイング787-9
- PBY カタリナ
- カーチス T-32
- カーチス C-46 コマンド-
- デ・ハビランド DH.60 モス
- ドルニエ Do J
- ドルニエ コメット
- ダグラス C-47 スカイトレイン
- ダグラス C-54 スカイマスター
- ダグラス DC-2
- ダグラス DC-3
- ダグラス DC-4
- フォッカー 50
- フォッカー 100
- フォッカー ユニバーサル
- フォード トライモータ
- ジェネラル・アヴィエーション GA-43
- アブロ 748
- IAI ウェストウィンド
- ユンカース F.13
- ユンカース W.33
- ユンカース W.34
- ユンカース F.13
- ロッキード L-749A コンステレーション/L-1049E スーパーコンステレーション
- マクドネル・ダグラス MD-11
- マクドネル・ダグラス MD-83
- シコルスキー S-38
- シコルスキー S-41
ギャラリー
-
エアバスA318-100
-
エアバスA319-100
-
エアバスA320-200
-
エアバスA320-200(スターアライアンス塗装)
-
エアバスA320neo
-
エアバスA321-200
-
エアバスA330-200
-
エアバスA330-200(スターアライアンス塗装)
-
エアバスA330-300
-
ボーイング707-320B
-
ボーイング720
-
ボーイング727-100
-
ボーイング727-200adv
-
ボーイング737-100
-
ボーイング747-200B(M)
-
ボーイング757-200
-
ボーイング767-200ER
-
ボーイング767-300ER
-
ボーイング787-8
-
ダグラス DC-4
-
フォッカー 50
-
フォッカー 100
-
ロッキード L-1049E スーパーコンステレーション
-
マクドネル・ダグラス MD-83
主な就航地
国内
- アルメニア
- バランカベルメハ
- バランキージャ
- ボゴタ
- ブカラマンガ
- カリ
- カルタヘナ
- ククタ
- イバゲ
- マニサレス
- メデジン
- モンテリア
- ネイバ
- パスト
- ペレイラ
- ポパヤン
- リオハカ
- サンアンドレス
- サンタ・マルタ
- トゥマコ
- バジェドゥパール
国外
事故・事件
- 1970年6月26日、ククタを出発した直後の旅客機が何者かにハイジャックされる。機体はボゴタで給油した後にキューバへ渡った[9]。
- 1983年11月27日に、パリ発マドリード経由ボゴタ行き11便のボーイング747-200が、マドリードのマドリード=バラハス空港に着陸進入中に、空港の南東約12キロメートルに高度確認ミスのために墜落し181名が死亡した(アビアンカ航空011便墜落事故)。
- 1988年3月17日に、ククタ発カルタヘナ行き国内定期410便のボーイング727が離陸後間もなく空港付近の山に衝突。搭乗者143人全員が死亡した。主な原因はクルー・リソース・マネジメントの欠如による、コックピット内の無秩序化だとされている。410便の事故は、後年にアメリカン航空965便墜落事故が発生するまでコロンビア国内では最悪の航空機事故だった(アビアンカ航空410便墜落事故)。
- 1989年11月27日に、ボゴタ発サンティアゴ・デ・カリ行きの国内線203便のボーイング727がソアチャ上空で爆破され、乗員乗客107名全員と地上の3名が死亡した。メデジン・カルテルによる爆破テロである(アビアンカ航空203便爆破事件)。
- 1990年1月25日に、ボゴタ発ニューヨーク行きのボーイング707-320がジョン・F・ケネディ国際空港に着陸進入中、ニューヨーク州コーブネックに燃料切れのため墜落し73名が死亡した(アビアンカ航空52便墜落事故)[10]。
脚注
- ^ “AVIANCA, YA NO SE LLAMARÁ AEROVÍAS NACIONALES DE COLOMBIA” (スペイン語). El Tiempo (2004年12月16日). 2012年6月21日閲覧。
- ^ AVIANCA-TACA AND COPA AIRLINES TO JOIN STAR ALLIANCE - Star Alliance
- ^ “アビアンカ-タカ航空およびコパ航空がスターアライアンスに加盟”. 全日本空輸 (2012年6月22日). 2012年6月23日閲覧。
- ^ “Colombia's Avianca airline files for bankruptcy over coronavirus impact”. National Post. 2020年5月10日閲覧。
- ^ “Latin America's second-biggest airline, Avianca, driven to bankruptcy by coronavirus”. Reuters (2020年5月10日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “Avianca Fleet Details and History”. www.planespotters.net. 2022年5月7日閲覧。
- ^ “Orders and deliveries”. Airbus. 2024年11月30日閲覧。
- ^ “Avianca confirms order for 88 new A320neo aircraft from AIRBUS”. Avianca. 2024年11月30日閲覧。
- ^ コロンビア旅客機 乗っ取られキューバへ『朝日新聞』1970年(昭和45年)6月27日朝刊 12版 22面
- ^ “アビアンカ航空052便燃料切れで墜落 1990年1月25日,B-707 ロングアイランド・コーブネック 文献情報 J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. 科学技術振興機構. 2019年11月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Avianca.com international
- Avianca (@avianca) - Instagram
「AV (航空会社コード)」の例文・使い方・用例・文例
- MPEG-4 AVC録画の実力テスト:使いやすさはもとより、画質・音質の実力も高い。
- AV教育
- CAVというデータの記録方式
- 防水AV機器で入浴時間を楽しんで
- 新しい防水仕様のオーディオビジュアル(AV)機器が市場に登場している。
- ソニーやパイオニアも防水仕様のAV機器を売り出している。
- 防水AV機器は,おもに浴室で使用されている。
- 夏のシーズンが近づいており,防水AV機器は大きな市場を見つけるかもしれない。
- BRAVE HEARTS 海(うみ)猿(ざる)
- その他にも尺(しゃく)八(はち)奏者の中村明(あき)一(かず)さん,シンガーソングライターでギタリストの雅-MIYAVI-などの日本人アーティストも出演した。
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