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灰色雁

読み方:ハイイロガン(haiirogan)

ガンカモ科の鳥

学名 Anser anser


ハイイロガン

(ANSERANSER から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/23 03:48 UTC 版)

ハイイロガン
ハイイロガン Anser anser
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 鳥綱 Aves
目 : カモ目 Anseriformes
科 : カモ科 Anatidae
属 : マガン属 Anser
種 : ハイイロガン A. anser
学名
Anser anser (Linnaeus, 1758)
和名
ハイイロガン
英名
Greylag goose
  黄緑:繁殖地
  青:越冬地
  黄:移入
ハイイロガンの分布図

ハイイロガン(灰色雁、Anser anser)は、カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。マガン属の模式種。

分布

アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アルジェリア、アルバニア、アルメニア、イギリス、イスラエル、イタリア、イラク、イラン、インド、ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、オーストリア、オランダ、カザフスタン、ギリシャ、キルギス、クロアチア、シリア、スイス、スウェーデン、スペイン、スリランカ、スロバキア、スロベニア、セルビア、大韓民国、タジキスタン、チェコ、中華人民共和国、チュニジア、デンマーク(グリーンランドを含む)、ドイツ、トルクメニスタン、トルコ、日本、ネパール、ノルウェー、パキスタン、ハンガリー、バングラデシュ、フィンランド、ブータン、フランス、ブルガリア、ベトナム、ベラルーシ、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポーランド、ポルトガル、マケドニア共和国、マルタ、ミャンマー、モルドバ、モロッコ、モンゴル、モンテネグロ、ヨルダン、ラオス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ルーマニア、ロシア[a 1]

  • A. a. anser キバシハイイロガン

ヨーロッパで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、西アジア、ヨーロッパ西部へ渡り越冬する[1][2][3]。

  • A. a. rubrirostris ハイイロガン

中華人民共和国北部、モンゴル、ロシア(ウラル山脈以東)で繁殖し、冬季になるとインド北部、中華人民共和国へ南下し越冬する[1][2][3]。日本には越冬のため少数飛来(冬鳥)する[1][3]。 2008年1月、長崎県諫早市で12羽の観察記録がある。[4]

形態

全長76-89センチメートル[1]。翼開長147-180センチメートル[1]。上面の羽衣は灰褐色で、体上面の羽毛の外縁(羽縁)は淡色[3]。胸部から腹部、腰の羽衣は灰色で、体側面から腹部にかけて淡褐色の横縞が入る[3]。尾羽基部を被う羽毛(下尾筒)は白い[3]。尾羽は灰褐色で、先端と外側尾羽は白い[3]。

後肢はピンク色[1][2][3]。

  • A. a. anser キバシハイイロガン

翼長オス44.5-48.2センチメートル、メス41.6-47センチメートル[2]。嘴は短く黄色[2]。

  • A. a. rubrirostris ハイイロガン

翼長39.8-48.2センチメートル[2]。嘴はやや長くピンク色[1][2][3]。

分類

  • Anser anser anser (Linnaeus, 1758) キバシハイイロガン Western greylag goose
  • Anser anser rubrirostris  ハイイロガン Eastern greylag goose

生態

湖沼、河川、水田などに生息する[1][3]。

繁殖形態は卵生。4-5月に5-6個の卵を産む[2]。抱卵期間は28-29日[2]。寿命は10-12年。飼育下では40-50年である。

人間との関係

本種(基亜種)が家禽化されガチョウ(ツールズガチョウ)になった[1][2][3]。

参考文献

  1. ^ a b c d e f g h i 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、100頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、13、27頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、83頁。
  4. ^ 吉田敬太郎、長崎県におけるハイイロガン12羽の観察記録、Strix、Vol.27、pp.125-128、日本野鳥の会、2011年。

関連項目

外部リンク

  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2009. Anser anser. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.3.


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