6000/8000 シリーズ
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「GENELEC」の記事における「6000/8000 シリーズ」の解説
DCW™ の設計理論に基づいた MDE™ 方式のエンクロージャー設計が採用されたシリーズであり、D/A コンバーターを搭載してデジタル信号を直接AES/EBUにて入力できるモデルや、DSP モニタリング・システムの構成メンバーに使われる機種でもある。エンクロージャーの素材は密度の高いダイキャスト製法によるアルミ合金素材を使った成形物で構成、重量もありユニット自体で共振の排除を目指した設計になっている。全ての製品はエンクロージャーの内部及び背面には電源トランス及びパワー・アンプとクロスオーバー等をマウント。製品には標準で Iso-Pod™ が付属し、このパーツは設置する場所との接点から起こる振動がユニット本体に伝わる事によって起こる音の濁りを排除する目的で採用されている。 アクティブモニター 6010A (2008-2013) (生産終了), 6010B (2013-2014) (生産終了) デスクトップなどへ設置して使用する事を前提として開発された小型機種。入力コネクターはRCA端子。ドライバーは低域76mmコーン・高域19mmメタルドーム、周波数特性は74Hz〜18kHz(±2.5dB)、定格音圧93dB。 アンプ出力は低域12W・高域12W、、外寸(Iso-Pod除く)はH181×W121×D114mm、重量1.4kg。 8010A (2013-) 6010A/Bの後継機種。。入力コネクターはXLRタイプコネクター。ドライバーは低域76mmコーン・高域19mmメタルドーム。周波数特性74Hz〜20kH(±2.5dB)、67Hz-25kHz(-6dB)、定格音圧96dB。 アンプ出力は低域25W・高域25W、外寸(Iso-Pod除く)はH181×W121×D116mm、重量1.5kg。 8020A (2005-2009) (生産終了), 8020B (2009-2013) (生産終了), 8020C (2013-2017) (生産終了) 小型の8000シリーズとして発表された機種。前面に音量調節ノブあり。ドライバーは低域105mmコーン・高域19mmメタルドーム、周波数特性は66Hz~20kHz(±2.5dB)、 アンプ出力は低域20W・高域20W、外寸(Iso-Pod除く)はH226×W151×D142mm、重量3.7kg。 8020D (2017-) 8020Cの後継機種。前面に音量調節ノブなし。ドライバーは低域105mmコーン・高域19mmメタルドーム、周波数特性は62Hz~20kHz(±2.5dB)、56Hz–25kHz(-6 dB)、定格音圧100dB アンプ出力は低域50W・高域50W、外寸(Iso-Pod除く)は8020Aと同じ。重量3.2kg。 8030A (2005-2013) (生産終了), 8030B (2013-2017) (生産終了) 前面に電源スイッチと音量調節ノブ、後面にはトレブル、バス、ロール・オフのそれぞれに対して設定が可能なディップ・スイッチを搭載。ドライバー=低域127mmコーン・高域19mmメタルドーム、アンプ出力=低域40W・高域40W、周波数特性=58Hz〜20kHz(±2.5dB)、 外寸(Iso-Pod除く)はH285×W189×D178mm、重量5.6kg。 8030C (2017-) 8030Aの後継機種。外寸mm(Iso-Pod除く)は8030Aと同じ。重量5.0kg。ドライバーは低域130mmコーン・高域19mmメタルドーム、アンプ出力は低域50W・高域50W、周波数特性は54Hz〜20kHz (±2dB)。 8040A (2005-2013) (生産終了) リア側に電源スイッチとレベル・コントロール・ノブ、トレブル、バス、ロール・オフのそれぞれに対して設定が可能なディップ・スイッチを搭載。 :ドライバーは低域165mmコーン・高域19mmメタルドーム、アンプ出力は低域90W・高域90W、周波数特性は48Hz~20kHz(±2dB)、外寸(Iso-Pod除く)はH350×W237×D223mm、重量8.6kg。 8040B (2013-) 8040Aの後継機種。ドライバー径・アンプ出力・周波数特性・外寸は8040Aと同じ。重量9.4kg。 8050A (2005-2013) (生産終了) リア側に電源スイッチとレベル・コントロール・ノブ、トレブル、バス、ロール・オフのそれぞれに対して設定が可能なディップ・スイッチを搭載。アンプ出力は低域150W・高域120W、ドライバーは低域203mmコーン・高域25.4mmメタルドーム、周波数特性は38Hz-20kHz (±2dB)、外寸(Iso-Pod除く)はH433×W286×D278mm、重量12.7kg。 8050B (2013-) 8050Aの後継機種。 ドライバー径・アンプ出力・周波数特性・外寸は8050Aと同じ。重量は14.4kg。 スマートアクティブモニター 8130A (2007-2015) (生産終了) 8000シリーズ初のD/A コンバーターを搭載したデジタル・モニタリング・システムで、最大192kHz/24 bitまでのデジタル信号がAES/EBUによって入力可能になっているモデル。D/A コンバーター以降のアナログ回路及びスペックは8030Aと同一となっている。 8320A (2014-) 8020と同サイズの筐体に部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載を搭載したモデル。 ドライバーは低域105mmコーン・高域19mmメタルドーム。アンプ出力は低域50W・高域50W、周波数特性は66Hz-20kHz (±1.5dB)、外寸は8020Aと同じ。重量3.2kg。 8330A (2015-) 8030と同サイズの筐体に部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載したモデル。本体寸法は8030や8130と同じ。重量5.5kg。 ドライバーは低域130mmコーン・高域19mmメタルドーム、アンプ出力は低域50W・高域50W、周波数特性は58Hz〜20kHz(±1.5dB)。 8430A IP (2017-) 8330AにAoIP(Audio over IP)の機能を追加したモデル。 8240A (2006-2016) (生産終了) 8040と同サイズの筐体にGLMやAutoCalといったDSP機能を内蔵したモデル。その他のスベックは8040Aと同じ。後継機種は8340A。重量9.4kg。 8340A (2016-) 8030と同サイズの筐体に部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載したモデル。本体寸法は8040や8240と同じ。重量8.4kg。 ドライバーは低域165mmコーン・高域19mmメタルドーム、アンプ出力は低域150W・高域150W、周波数特性は44Hz〜20kHz(±1.5dB)。 8250A (2006-2016) (生産終了) 8050と同サイズの筐体にGLMやAutoCalといったDSP機能を内蔵したモデル。その他のスベックは8050Aとほぼ同じ。重量14.6kg。 8260A (2010-2019) (生産終了) 8000シリーズ初の3 ウェイ 3 スピーカーのシステムで構成されていて、Tとミッド用のトゥイーター及びスコーカーが同軸配列となったスピーカー・ユニットを採用。D/A コンバーターを搭載し、DSP Monitoring System用のデジタル・モニタリング・システムとなっていて、AutoCal™ と GLM™ を搭載。トゥイーター 19mm コアキシャル・アルミニウム・ドーム型x1、スコーカー 127mm ラミネート・コーン型x1、ウーファー 254mm コーン型x1、トレブル 120w・ミッド 120w・バス 150w、クロスオーバー 490Hz/3kHz、周波数特性 29Hz〜21kHz、重量 27.5 kg。 後継機種は8361A スマートアクティブ同軸モニター "The Ones" 8331A (2017-) 同軸2ウェイユニット+楕円ウーファー2基による3ウェイ構成の同軸モニタスピーカー「The Onesシリーズ」の中で最もコンパクトな製品。 部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載。ドライバーは130mm×65㎜楕円型ウーファー2基・90㎜コーン型ミッドレンジ同軸・19㎜ドーム型トゥイーター。 周波数特性は58Hz-20kHz(±1.5dB)、45Hz-37kHz(-6dB)、定格音圧104dB アンプ出力は低域72W・中域36W・高域36W、外寸(Iso-Pod含む)はH305×W189×D212mm、重量6.7kg 8341A (2017-) 同軸2ウェイユニット+楕円ウーファー2基による3ウェイ構成の同軸モニタスピーカー「The Onesシリーズ」の一つ。 部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載。ドライバーは130mm×65㎜楕円型ウーファーを2基・90㎜コーン型ミッドレンジ同軸・19㎜ドーム型トゥイーター。 周波数特性は45Hz-20kHz(±1.5dB)、38Hz-37kHz(-6dB)、定格音圧110dB アンプ出力は低域250W・中域150W・高域150W、外寸(Iso-Pod含む)はH370×W237×D243mm、重量9.8kg 8351A (2014-2019) (生産終了) 8351B (2019-) 同軸2ウェイユニット+楕円ウーファー2基による3ウェイ構成の同軸モニタスピーカー「The Onesシリーズ」の一つ。 部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載。ドライバーは208mm×101㎜楕円型ウーファーを2基・130㎜コーン型ミッドレンジ同軸・25㎜ドーム型トゥイーター 周波数特性は38Hz-20kHz(±1.5dB)、32Hz〜43kHz(-6dB)、定格音圧113dB アンプ出力は低域250W・中域150W・高域150W、外寸H452xW287xD278mm、重量14.3kg 8361A (2019-) 同軸2ウェイユニット+楕円ウーファー2基による3ウェイ構成の同軸モニタスピーカー「The Onesシリーズ」の一つ。 部屋の音響特性に合わせてスピーカーの出音を自動補正してくれるSAMシステム搭載。ドライバーは263mm×137㎜楕円型ウーファーを2基・130㎜コーン型ミッドレンジ同軸・25㎜ドーム型トゥイーター 周波数特性は36Hz-20kHz(±1.5dB)、30Hz~43kHz(-6dB)、定格音圧118dB アンプ出力は低域500W・中域150W・高域150W、外寸H452xW287xD278mm、重量31.9kg
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