2022年の騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:55 UTC 版)
2月27日(2021年までの「FC淡路島」が名称変更した)「FC.AWJ」が公式サイトで土井良太ら10選手の契約満了を発表した。ところが、土井は自身のTwitterでまだ契約の話を何もされてないとツイート。このツイートに、土井と同じく契約満了となった選手も同調した。 3月3日FC.AWJが3月3日に「当クラブ元所属選手の契約満了経緯に関する SNS 上の情報についてのお詫びとご説明」として、経緯を説明。2021年12月頃、クラブの発足に関わった一人より、クラブを淡路島外の第三者に譲渡する話が持ち上がり、クラブの代表者側は来シーズン以降の運営の在り方を議論した結果「淡路島の皆様と、淡路島に根差したクラブとして活動する」となり、これを契機にクラブの発足に関わった一部関係者に退陣してもらい、クラブ名も「FC.AWJ」に改めた。 また、この経緯を踏まえて、2022年1月に契約満了となった選手に契約更新の意向確認を行ったが、クラブが定めた回答期限にまで回答がなかった選手がおり、それゆえ彼らを来シーズンのクラブ編成に含むことができず、退団したものとしてクラブ編成を行ってきた。なお、回答のなかった元選手の一部は、兵庫県サッカー協会及び兵庫県社会人サッカー連盟が主催する試合(教育リーグ)にて、FC.AWJと同じく関西サッカーリーグに所属するFC EASY 02明石の選手としてエントリーし、かつその選手として試合に出場していたことが公式記録で確認された。 3月5日(2021年までの「FC淡路島」を運営していたとする)「株式会社FC淡路島」代表取締役社長・S氏(以下S)が、今後「株式会社FC淡路島はFC.AWJとは無関係」である旨を発表。2021年に関西サッカーリーグ1部昇格を決め、そこで戦い抜く為には大幅に強化が必要と判断したSは、資金確保を目的としたため経営改革しようと準備していたが、内部から反対者がいた。しかしSは反対意見がある中でも、M&Aによるクラブの株式売却と、そこで確保した資金による選手補強で関西1部の優勝を目指した。 しかし、クラブの所有者が「株式会社FC淡路島」の代表たるSではなく、休眠状態にあったチームの所有者のままであったことが判明。今まで当該所有者に毎年のチーム・選手登録をお願いしていたものを今後は代表が登録を行うと決めたが、そこでクラブの所有者に与えられるアカウントIDとパスワードがない事に気づく。アカウント情報の移転を要求するも拒否され、チーム登録も選手登録も行えない状況になった。Sはチームのオーナーであることを主張すると、相手側は「株式会社FC淡路島」はお金を払う担当、つまりスポンサーであると主張し、弁護士を通して話し合いを重ねたが2022年シーズンに間に合わず、M&Aも破談、決まるはずの選手との契約も破談となり、Sも実質クラブを離れることになった。今後、Sはクラブの所有権を取り戻すために裁判を起こす予定。 対抗策として、「株式会社FC淡路島」はFC EASY 02明石にアプローチ。協議の結果、2022年シーズンより同チームは株式会社FC淡路島との共同運営となり、この新チームには土井とSが所属する。また、昨年までのFC淡路島所属選手も複数合流する。 2023年からは両チームが合併する。 Sの保有する「株式会社FC淡路島」の全ての株の譲渡先を3月末に発表する。 3月24日株式会社FC淡路島が、3月下旬に発表するとしていた今後の方針発表を延期すると発表。理由は「株式会社FC淡路島の譲渡先とEASY明石の審議を進めている最中の為」としている。 4月9日2022年の関西サッカーリーグが開幕。なお、開幕に合わせて公開・販売された同リーグの公式プログラムにて確認したところ、FC EASY02 明石の登録選手一覧には、昨年までのFC淡路島所属選手の名前が土井も含めて複数確認できたものの、Sの名前はなかった。
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