2007年11月発売モデル
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「BDZ」の記事における「2007年11月発売モデル」の解説
主に前年モデルとの変更点を述べる。昨年の2機種から4機種に倍増し、利用スタイル別の商品展開となった。2008年7月4日に放送波アップデートによりダビング10に対応した。2007年9月以降に発売されたBRAVIAとセットで「ブラビアリンク」に対応(「M1」は除く。また2011年2月以降に発売されたBRAVIAと組み合わせた場合、BRAVIAリモコンのダイレクトボタンの利用に一部制限が出る)。MPEG-4 AVCエンコーダを搭載。HDDやBDにハイビジョン解像度のままより長時間録画できるようになった。「x-おまかせ・まる録」、番組の延長追跡録画などの機能を引き続き搭載。ただし、基板部はBDレコーダー向けに一新された。BD-R DL/RE DL(2層BD)の録画/再生にようやく対応。有機色素BD-R(LTH)の記録再生に対応。 旧規格のカートリッジ入りBD-RE(Ver.1.0)は引き続き再生のみ可能。DVD-RAMは再生すら不可になった。DVD-R DL(2層DVD-R)は引き続き録画/再生ともに不可能。DVDへの直接録画は不可能になった。BDへは引き続き直接録画も可能。今モデルからHDV方式のみでなくAVCHD方式のハイビジョンハンディカムからのダビングも可能となった(X90/L70のみ)。 リモコンが一新され、ジョイスティックが廃止された。これは高齢ユーザーから使いにくいとの声が多かったからとのこと。全機種新しい色空間規格のx.v.Colorに対応。「ソニールームリンク」(ホームサーバー機能)に対応(X90/L70のみ)。前面パネルの色がブルーからブラックに変更された。また、前面パネルの自動開閉は低価格化のため廃止された。 発売時のメーカー予想実勢価格はT50:14万円・T70:16万円・L70:18万円・X90:20万円。最上位機のX90でも昨年の下位モデルのV7より値下げされており、DVDレコーダーのハイエンドモデルの価格に大分近づいた。年末商戦向けのパナソニックの競合機種は高価だったため、ソニーのシェアが大幅に増えた要因となっている。ただし、パナソニックも対抗して2008年3月にBDZ-T50と同じシングルチューナーの低価格モデルDMR-BR500を投入した。 BD-ROMビデオの1080/24p出力(HDMI)、HDオーディオ(TrueHD・DD+・DTS-HD)のデコードとHDMI出力が全機種で可能。 BDZ-T50 HDD 250GB - 新規設定。最廉価モデルでデジタルチューナーは1系統のみ搭載。2007年の年末商戦で最安値8万円台にまで下がった。 BDZ-T70 HDD 320GB - BDZ-V7の後継機、2番組同時録画対応。 BDZ-L70 HDD 320GB - 新規設定。ハイビジョンハンディカムとの連携を強化し、「ワンタッチダビングボタン」やi.LINK端子(ただしTS入出力には非対応でビデオカメラからのダビング専用)、USB端子などを備える。こうしたモデルの誕生は昨年モデルをHDVハイビジョンハンディカムのユーザーにダイレクトメールを送り勧めたところ、V7/V9の売り上げが大幅に上がったからだという。 BDZ-X90 HDD 500GB - BDZ-V9の後継機、最上位モデル。2番組同時録画対応。PSPへの転送機能「おでかけ・おかえり転送」や高音質パーツを搭載。WEGA・BRAVIAで採用されたアップコンバート技術DRC-MF(v2.5)をレコーダーとして初めて搭載し1125p(1080p)アップコンバート出力が可能。Deep Colorにも対応。本体ボタンの色もメタリック塗装にしてあるなど他機種とかなりの差別化がされている。 同世代の他社製品 パナソニック:ブルーレイDIGA DMR-BR500/BW700/BW800/BW900 シャープ:AQUOSブルーレイ BD-HDW15/HDW20 三菱電機:REALブルーレイ DVR-BZ100/BZ200 東芝:HD DVD VARDIA RD-A301(RD-A302/A502/X7は発売にならずにHD DVD撤退となった)
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