20世紀末~現在のチャムの人口とは? わかりやすく解説

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20世紀末~現在のチャムの人口

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:49 UTC 版)

チャム族」の記事における「20世紀末~現在のチャムの人口」の解説

1999年ベトナム社会主義共和国人口住居センサス民族別人口統計によればチャム人口は約10万であった宗教別人口統計に基づくその内訳は、南中部ビンディン省フーイエン省)にフロイが約1万人、中部南端ニントゥアン省ビントゥアン省)にバチャムが約4万人バニーが約3.5万人イスラームシャーフィイー)が約5000人、南部タイニン省・ホーチミンシティーとアンザン省シャーフィイー集団が約1万人(トータルで約1.5万人この中にはチャム語話さないチャヴァクーを含む)であったこのころカンボジア国内には、正確な統計はないものの、ムスリムチャムムラユ、チャヴァクーを合わせて)約20万人暮らしているといわれていた。 20年後、2019年ベトナム人住居センサス民族別人口統計、pp.43–44によればチャム人口は約18万人である。宗教別人口統計(p.211)から推測したその内訳は、フロイが約2万人、バチャムが約7万人バニーが約6万人イスラームシャーフィイー)が約3万人である。国内移動就労の自由が大幅に緩和されたことから、若者中心に地方住民票置いたまま、ホーチミンシティーとその衛星都市で暮らす者が増え地方在住チャム実質的に人口減少おこしているが、センサスにはそのこと反映されていない考えられるカンボジア政府民族別人口統計公表していないが、2013年カンボジア王国インターセンサル人口調査最終報告宗教別人口比率公表している。それによれば2008年から2013年までの5年間で、国内ムスリム人口の比率は、総人口伸び反比例して極端に低下しており(2008年:1.9%→2013年1.1%)、人口比率から推測したカンボジア・チャムの人口は、同時期のベトナムとほぼ同じ約16万人であり、2020年現在ベトナムとほぼ同じ約18万人推測されるこの人減少も、南タイマレーシアなど海外での就労機会増えたことから、若者中心に国外で暮らす者が増えたためと考えられる。 ベトナム・カンボジア両国において、チャヴァクーを除くチャムは、学校職場などの公的な空間では公用語であるオーストロアジア系のベトナム語クメール語話し村落ではオーストロネシアチャム語支のチャム語使用する文字として、ベトナムローマ字クオックグー文字)、クメール文字のほか、アカンシャハ、フルフジャウィーなどいくつかの書体チャム文字インド文字及びアラビア文字)を使用するアラビア語表記使用する文字はアカンジャヴァーといい、フルフジャウィーとは峻別される。呪文などに使用する文字はアカンリッと呼ばれ、古ジャワ文字や、現代クメール文字ムール体に非常に近い。チャム語支にはチャムフロイのほかジャライエデ、ラグライ、チュルーなどの山地民族含まれチャム語支の話者人口総勢100万人近い。このほか、チャムとのクレオールだったベト族キンキュウ人、クメール語方言を話すシャーフィイー法学派のチャヴァクー(ジャワクル)や、宋代中国海南島移住した回族(烏占人、いまはハナフィー法学派属する)も広義チャムである(en:Utsulの項目を参照)。前マレーシア連邦首相アブドラ・バダウィ近代海南島から彼南島(プラウ・ペナン)に移った海南チャムen:Abdullah Ahmad Badawiによると父方曾祖母父方祖父の母)の後裔である。南タイパタニ周辺)及び北マレーシアクランタン州周辺)に、19世紀以降移住したチャムが、1975年以降にベトナム・カンボジアから渡来したチャム難民の子孫や、2000年以降に主にカンボジアから渡来したチャム労働者たちと混ざり合って生活している。

※この「20世紀末~現在のチャムの人口」の解説は、「チャム族」の解説の一部です。
「20世紀末~現在のチャムの人口」を含む「チャム族」の記事については、「チャム族」の概要を参照ください。

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