2代目 FD3型(2005年-2010年)
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「ホンダ・シビックハイブリッド」の記事における「2代目 FD3型(2005年-2010年)」の解説
2005年9月22日に8代目シビックと同時に発表、日本では同年11月22日より発売された。基本的なハイブリッドシステムは初代と共通であるがバッテリ、モーター、エンジンともに性能面で改良された。 グレードは標準の「MX」及びベーシックグレードの「MXB」の2本立てで発売したが、2006年9月には上級グレードの「MXST」を追加している。 エンジンは従来通りLDA型であるが、3ステージi-VTECを採用したことで、これまでのアイドリングストップに加えてモーターのみの走行モード(一定条件時)が新たに加わった。エンジン走行も高負荷時に高速バルブタイミングへ切り替えることによって、最高出力は70kW(95PS)/6,000rpmへ向上した。初代の燃焼制御はリーンバーンであったが、理論空燃比での燃焼へと変更され、平成17年排出ガス基準50%低減レベルから、同75%低減レベルへと一層クリーン化された。 搭載されているエアコン用コンプレッサは、ベルト駆動と電動(専用インバータ方式)を両用するハイブリッド形式に変更され、オートアイドリングストップ(AIS)時でもオートエアコンを動作させる事ができるようになった。 安全装備面ではVSA(アンチロックブレーキ等の複合システム)を標準装備するほか、ミリ波レーダー(フロントの「H」マーク内部に装備)を活用したACCと呼ばれる車速/車間制御機能を備えたクルーズコントロール機構と、同じくミリ波レーダー利用の追突軽減ブレーキ、そして追突の危険性をシートベルトの断続的引き込みで知らせるとともに追突回避困難が自動判断されたときにシートベルトを強く引き込んで乗員の拘束効果を高めるE-プリテンショナー(運転席/助手席)をオプション装備できる。 2005年11月、第26回日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞「モースト・アドバンスド・テクノロジー」をシビックとともに獲得したほか、2006年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーの「RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。 2008年9月4日にマイナーチェンジを受け、リアランプをLED風にするなど外観がよりスポーティーに変更され、装備が充実された。メーカーオプションのカーナビ「インターナビ」にはワンセグTV受信機能が追加された。 2008年以降発売された地球環境を意識した車両を、ホンダでは「Honda Green Machine」と称しているが、新型インサイト(グリーンマシーン001号)の登場に合わせ、シビック ハイブリッドも「グリーンマシーン002号」と命名された。 公式サイトにおいて、2010年12月末に国内向けモデルの生産を終了することが告知され、これにより国内向けシビックの商標は2017年9月にFC/FK型が発売されるまで8代38年の歴史に一旦幕を閉じることとなった。なお、輸出用の生産は鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)にて継続される。 エンジンルーム 欧州モデル エンジン
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