黄昏時の境界線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/24 13:13 UTC 版)
「時計仕掛けのレイライン」の記事における「黄昏時の境界線」の解説
主人公、久我満琉は天秤瑠璃学園の新入生。満琉が校舎の中庭に差しかかると、上級生の少女、鹿ケ谷憂緒から中庭の銅像に触れないよう忠告を受ける。しかし、誤って二階から転落した烏丸小太郎を受け止めるため、満琉は銅像を踏み台にして破壊してしまうのだった。その一件で学園長の九折坂二人に呼び出された満琉は、烏丸と共に学園に起こる事案を調査・解決する機関、特殊事案調査分室(以下、特査(トクサ)、特査分室)への配属を命じられる。 放課後、地下にある特査分室を目指す満琉達は、遺品(ミスト)と呼ばれる魔術道具に遭遇する。そこに現れた憂緒が札を貼り付けると、遺品は動きを止め、瞬く間に封印された。憂緒は自身が特査の人間であることや、遺品と呼ばれる不思議な魔術道具の存在について話し始める。その事が一般生徒には秘密にされ、遺品が起こした事件を解決することは特査の仕事であるとも付け加える。その直後、夜を告げる時計塔の鐘が鳴り響き、満琉達は学園の不可解な慣習を目の当たりにする。学園を侵食する黒い影。時計塔の鐘の音が鳴り響く黄昏時に夜の世界が動き出し、学園と一体化する。 昼の校舎とは異なる学園の様子に満琉達が驚いていると、昼の学園の生徒とは違う、夜の生徒達が登校してくる。憂緒曰く、この学園は時計塔の鐘の音と共に満琉達の住む世界とは違う世界を召喚し、学園として機能し始めるという。『ここがただの学校だと思っていましたか?それは残念でしたね。』この事件を発端に、満琉は特査や風紀委員の仲間と共に数々の難事件に巻き込まれることとなる・・・・・・。
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黄昏時の境界線(遺品)
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「時計仕掛けのレイライン」の記事における「黄昏時の境界線(遺品)」の解説
ハイタースプライト 声:倉田まりや 探し物を手伝う妖精の遺品。非常に役立つ遺品だが、的確な指示を出さないと該当しそうな物を何でも持って来てしまう。強い魔力よりも継続的な魔力を要求する遺品であり、魔力の弱い使用者が使い続けるといずれ昏倒してしまう。本体は小さな懐中時計で、蓋が開いている時だけ活動でき、蓋が閉まると妖精も消えてしまう。 ヤヌスの鍵 使用者が頭に思い浮かべた場所や人の所へ行くことができる鍵状の遺品。鍵穴がある扉なら何でもよく、鍵を差して回すことで扉の向こう側が思い浮かべた場所となる。込められた魔力が多いほど遠くへと行くことができ、魔力が足りなかった場合は行きたい場所と現在地の中間の空間へと繋がり、魔力が無い場合は普通の鍵と同様にしか使うことが出来ない。魔力が多ければ鍵穴が無くても回す動作だけで空間へと移動することも可能である。特に指定せずに使うと、無意識化に考えた場所や人の所へと飛ばされる。例外として、ヤヌスの鍵の効力が通用しない魔術で守られている場所や、死人の所へは行くことが出来ない。 アンリ・シェブロ 声:白月かなめ アンティークドールの形をした遺品。友達が欲しいと考えている人の元に現れ、目玉を入れる事で起動できる。使用者以外の人物から心の一部を切り取り、その所有物に移植する事で仲間を生み出す。心の一部と共にアンリ・シェブロと出会った記憶を失ってしまうため、いつ失くしたかわからない所有物の捜索依頼が特査に殺到した。遺品使用者からは心を切り取ることができないため、使用者の所有物は対象外となる。魔力に相当する数の人形を生み出した後、使用者の元へたくさんの友達を引き連れて帰ってくる。 コルウス・アルブス 白い羽根の入った木箱の形をした遺品。羽根に刺された人間に、使用者の質問に三回だけ強制的に答えさせる能力を持つ。質問が終わるごとに羽は色を黒く変え、抜け落ちる。 シュトルム・カッツェ 目を合わせると人間を猫の形に変えてしまう遺品。キスをすることで元に戻る。服ごと変身しないため猫になると服が脱げてしまい、全裸のままで元に戻ってしまう。 サーペント 指にはめて使用するアーマーリング状の遺品。対象の名前を呼ぶ事で動きを拘束する事が出来る。呼ばれる側の認識に作用するため、自身の名前と異なる名前を使っていたり、自身の名前を想起できない人物には効果が無い。指輪が三本のため同時に三人まで止められる。 クピドの弓 憂緒ルートで登場する弓状の遺品。金色の矢に刺されると好感を持ち、鉛色の矢に刺されると嫌悪を抱く。矢は使用者の望みに反応して色を変え、命中する事で効果を発揮する。刺された人間は初めて見た人にのみ感情を抱くようになる。遺品自体を封印すれば矢の効果はなくなる。
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