高速化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:38 UTC 版)
1991年から最高速度120 km/hの221系が投入されたこともあって各線の快速・新快速がスピードアップするのに伴い、1992年より向日町運転所(のちの京都総合運転所、現在の吹田総合車両所京都支所)・宮原運転所(のちの宮原総合運転所、現在の網干総合車両所宮原支所)・網干電車区(現在の網干総合車両所)・日根野電車区(現在の吹田総合車両所日根野支所)に配置されていた全ての113系に対し、最高速度を100 km/hから110 km/hへ引き上げる工事が行われた。 モーターは継続使用され、高速域からの減速力を強化するために台車への増圧装置および応荷重装置の取付け(2000・2700番台は整備)、制輪子の交換などが行われた。台車ばねについては特に改造前と変化がない。 改造後は原番号に5000を足した番号が付与されたが、一部の電動車についてはブレーキ力増強のためブレーキてこ比が2.56から4.19に変更され、番号も6000・6500・7750番台に分けられている。 施工車は未施工車と区別するために以下のように改番された。 改番方法元番台…改造内容→改番方法=結果 0番台高速化→0+5000=5000番台 てこ比改造→5000+1000=6000番台 700番台高速化→700+5000=5700番台 てこ比改造→5700+50=5750番台 800番台高速化→800+5000=5800番台 2000番台高速化→2000+5000=7000番台 てこ比改造→7000+500=7500番台 2700番台高速化→2700+5000=7700番台 てこ比改造→7700+50=7750番台 ※この他、1両だけ存在した1000番台が+5000の6000番台となっている。
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高速化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:18 UTC 版)
JR西日本では東海道線・山陽線で2ドアの117系の転出が進んだしたことから113系が不足したために平成4年より本系列の一部をJR京都・神戸線などに転用することになり、対象車に以下の改造を施工した上で網干総合車両所などに配置した。 車番を原番号+5000に改番 ブレーキ装置を最高速度110 km/h対応化 先頭車の主幹制御器一部回路を短絡化 応荷重装置を搭載 制輪子・ライニングを高速対応品に取替え 蛇行動防止のため軸箱を皿ばね付きに取替え 自動解結装置を取付 6500番台を除く電動車ユニットは、ブレーキ装置のてこ比(英語版)を2.56から4.19に改良し車番をさらに+500を加えている。 平成6年頃から各路線から本系列の撤退により余剰となり、現在は福知山電車区に残る2両を除いて岡山・下関地区などに転出し一般車と編成を組成する。両地区では最高速度が100 km/hであるため、車番を原番号に順次復帰している。
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