耐寒耐雪改造車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:38 UTC 版)
京都総合運転所で運用されている5700番台・7700番台が、編成変更により先頭車が不足したため、2002年に体質改善工事施行済の網干電車区(現在の網干総合車両所)のクハ111形7000番台が耐寒耐雪改造され、7700番台に編入されたうえ、京都総合運転所に転属した。 対象車両は以下のとおり クハ111-7121・7139→クハ111-7707・7708 クハ111-7021・7036→クハ111-7757・7758 改造内容は耐寒耐雪改造のみ、シャッター付きタイフォンカバーの取付は省略。外観でのクハ111-7000番台との見分けはつかない。 2003年になると下記の小浜線向けに、網干電車区の7000番台4両編成1本に体質改善工事および耐寒耐雪改造のうえ、編入された。 対象車両は以下のとおり モハ112/113-7054→7705 クハ111-7162→クハ111-7709 クハ111-7073→クハ111-7759 さらに同年、耐寒耐雪車が不足することから京都総合運転所所属の1編成がさらに追加改造された。 対象車両は以下のとおり モハ112/113-7024→7706 クハ111-7134→クハ111-7710 クハ111-7018→クハ111-7760 元々は嵯峨野線運用車で、体質改善工事とともに先頭車は自動解結装置と電気連結器を撤去していた。この編成は数奇な運命を辿ることになる。ATS-Pを装備していたことから2005年に起きたJR福知山線脱線事故後に宮原総合運転所に転属、高速化改造が撤去され以下の様に改番された。 モハ112/113-7706→2724 クハ111-7710→クハ111-2834 クハ111-7760→クハ111-2718 この改番は半年のみ。再度高速化改造を受け7700台の元番号に復帰した。現在は吹田総合車両所京都支所所属。
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