高等女学校の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 17:29 UTC 版)
中田 綾(なかだ あや) → 村野 綾(むらの あや) 演 - 阿部純子 常子の級友。孤独を好む性格だが、裕福な家柄の帰国子女の上に成績は学年一番で、美しい容姿から下級生たちからの人気は高い。 編入したばかりの常子につれない態度をとるものの、彼女に懇願され勉強を教えて以来、交流を始める。 高等女学校卒業後は、親の勧めで名古屋の医師と結婚し長男を儲ける。しかし、夫は派遣された満州で戦死し、子供を連れて実家に戻るも東京大空襲に罹災し、実父と自宅を失う。終戦後は実母・長男とともに蒲田に移るが、貧困に苦しみ、間借り先の家主からきつい仕打ちを受ける。その後、生活のためにカフェ浪漫で女給として働く。 戦時中に青鞜に書かれた言葉を支えに生きてきたことを常子に打ち明け、彼女が出版社を立ち上げるきっかけの1つになる。 「あなたの暮らし」のモニターや商品試験に協力を続け、1964年(昭和39年)の時点では社員として採用されている。 大橋鎭子の友人・中野家子がモデル。 担任教師 演 - 築山万有美 常子の高等女学校4年時の担任。 大倉(おおくら) 演 - 三浦萌 常子の同級生。編入したばかりの常子が着用していた浜松の高等女学校の制服をバカにしたり、常子と星野の仲を噂する。挙句には、常子が学内試験で不正したかの様に工作する。 女生徒 演 - 今泉彩良 常子の同級生。友人の大倉とともに常子に意地悪をする。 女学生 演 - 来栖梨紗、室井みなみ、仲村風香、平山沙絵 常子の同級生。 後藤(ごとう) 演 - おのののか 常子の同級生。定員1人であるタイピスト就職の学内推薦決定者。急に結婚が決まり推薦を辞退したことにより、常子が推薦を獲得する。 東堂 チヨ(とうどう ちよ) 演 - 片桐はいり 常子の高等女学校5年時の担任で国語教師。新進的な思想や、中庭で戯曲の発声練習をしていることなどから、生徒たちから変わり者と思われている。 女性の自由平等や、雑誌「青鞜」を教え、常子と鞠子の将来への考えに大きな影響を与える。 空襲で駒込の自宅が全焼し、終戦後に夫とともに親戚宅の物置に間借りし不自由の多い生活を送る中小橋姉妹と再会。あなたの暮し第2号の目玉記事の取材に協力する。
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