騎士・軍人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:05 UTC 版)
「サモンナイトシリーズ」の記事における「騎士・軍人」の解説
騎士 聖王国・旧王国における軍務及び警備任務に就く人々の名称。 騎士の任命及び各騎士団への所属はその多くが家系によって決められているのが現状である。それゆえに己の出自を誇りに思うあまり尊大な態度をとる者も少なからず存在する。 前述の理由により、騎士の家系に生まれながらも才能または身体能力ゆえに騎士として認められなかったもの・何らかの理由で所属を解かれた者・能力がありながらも生まれが平民ゆえに騎士団に所属できなかった者などが生まれてしまう。彼らの中には破壊活動に身を落としてしまう者もいた。 現状の打開及びいざというときの抑止力として、元・聖王国トライドラ最後の生き残りでローウェン砦守備隊隊長シャムロック及び数名の同志を中心として「権力に縛られない自由の剣」を旗頭に「巡りの大樹(リィンバウム)自由騎士団」が結成され、その活動の域は広がりつつある。発足から数年足らずでありながら帝国の片田舎にまでその活躍や存在が伝えられるほどである。 この世界の騎士は標準的に重装甲の板金鎧と両手持ちの大剣で武装し戦う。そのための剣術が各地で研鑽されている。 特に名高いのは聖王国の盾と呼ばれたトライドラ騎士団の剣術で、長期に渡って旧王国のデグレアからの侵攻を防いできた実績と伝統を併せ持った精妙なもの。聖王家の王子を初めとしてトライドラ剣術を学べることは騎士や剣士にとってステータスとも言えた。 現在ではトライドラの領主イゴール以下全ての住人が鬼や屍人となったため、トライドラの剣術を伝えるものは数少なくなってしまった。 これに対していた旧王国側の騎士はやや異なった装備を用いている。基本的には大剣に重装鎧と変わらないが、騎士によっては長大な斧槍や両手持ちの大斧といった武装であることもある。 近年、騎士の中で特異な剣技を持つものが現れている。 サイジェント騎士団軍事顧問のラムダという人物が研鑽の末に鬼妖界シルターンのサムライが持つ『居合い』の術理を応用した強力な斬撃を完成させるに至った。 軍人 帝国軍における軍務及び警護任務に就く人々の名称。 騎士と違い求人の門戸は帝国内各都市の軍学校への入学という形で広く開かれているが、良家の子息になるほど上級仕官に就く可能性が高くなっている。 軍学校では戦闘技術・兵法・生存技術などのほかに召喚術も必修課程となっており、軍人ならば一般人よりも比較的高レベルの召喚がおこなえる。 陸軍・海軍などが存在するが、総兵員数・部隊規模・指揮系統などその全容は言及されていない。 とはいえ、小さな街道町にも駐在軍人を常駐させるなど、帝国各地で警察・治安維持活動を行っているのも軍人の業務となっている。 かつては女性軍人の数は極めて少数であったのだが、『4』の時代になると初の女性将軍であるアズリア・レヴィノスの活躍から徐々にその数を増やしつつある。 帝国軍人の武装は他の国とは大幅に趣を異にしている。 騎士達のような重装の鎧の着用よりも、機動性に勝れた軽鎧の着用が標準的で、陣羽織のようなデザインの衣装で一目で軍人とわかるようになっている。 武器は騎士達と違ってバリエーションに富んでおり、標準的な片手剣や槍といった取り回しの良い物のほかに、格闘戦用の武具、投げナイフといったもので武装している軍人もいる。召喚術を専門とする士官は杖である事もある。 状況や用途に応じて的確な装備で当たる柔軟性があるといえる。
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