隅田川を舞台・背景とした作品
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文学 伊勢物語 - 在原業平の作と伝えられる(「名にしをはば、いざ言問はむ都鳥、わが思ふ人はありやなしやと」と百合鴎を詠う)。平安時代初期。 更級日記 - 菅原孝標女の日記。1020年(寛仁4年)に父の赴任先の上総国府から京へ戻る途中、隅田川を渡る際の様子を描写。 「ことゝへど こたへぬ月の すみだ河 都の友と 見るかひもなし」(『玉葉和歌集』旅歌・1149) - 二条為子(二条派歌人・尊治親王(後醍醐天皇)妃)による和歌。江戸時代に、隅田川の歌として江戸っ子の間で著名だった(二条為子#すみだ河)。 すみだ川 - 永井荷風の小説。1911年。 長命寺にある野口雨情の詩。1933年 ‐ 「都鳥さへ夜長のころは水に歌書く夢も見る」。 幸福号出帆 - 三島由紀夫の小説。1955年 トランプ台上の首 - 横溝正史の推理小説。1957年 貸しボート十三号 - 横溝正史の推理小説。1957年 歌 飯塚まもる『隅田川』2017年。シングル「ディスタンス」収録 飯塚まもる『Sumidagawa』2011年。アルバム「My Songs」収録 城之内早苗『隅田川』2000年。 島倉千代子『すみだ川』1969年。 東海林太郎『すみだ川』1937年。 唱歌『花』 - 武島羽衣作詞、瀧廉太郎作曲。1900年。 伝統芸能 能曲『隅田川』 歌舞伎歌舞伎や人形浄瑠璃に登場する「稲瀬川」は隅田川に見立てている場合が多い。これは江戸幕府をはばかって、物語の舞台を江戸から鎌倉へ置き換えているためである。 『都鳥廓白波』(忍の惣太) 『隅田川花御所染』(女清玄) 『青砥稿花紅彩画』(白浪五人男) 『花街模様薊色縫』(十六夜清心) 『八幡祭小望月賑』(縮屋新助) 『桜姫東文章』 落語「文七元結」- 文七が吾妻橋から身を投げようとする場面がある 「唐茄子屋政談」- 吾妻橋から身投げしようとした若旦那が叔父に助けられる 「たがや」- 川開きの花火でごった返している両国橋の上が噺の舞台 「永代橋」- 実際にあった落橋事故を題材にした粗忽噺 絵画 隅田川絵巻 - 藤牧義夫作。1935年、失踪直前に描かれた大作。川沿いの景色をひたすら横へ横へと写しつづけ、全長は60メートルに及ぶ。
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